26日の中国本土市場概況:上海総合1.4%安で続落、保険セクターに売り

2018年4月26日 16:55

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記事提供元:フィスコ


*16:55JST 26日の中国本土市場概況:上海総合1.4%安で続落、保険セクターに売り
26日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比42.94ポイント(1.38%)安の3075.03ポイントと続落した。年初来の安値圏に落ち込んでいる。上海A株指数も下落し、45.03ポイント(1.38%)安の3220.39ポイントで取引を終えた。

米中関係の悪化が警戒される。中国通信機器メーカー大手の華為技術(ファーウェイ)に対し、米司法省が捜査に着手したもよう——などと報じられた。規制強化の動きを不安視。「当局は資産管理業務の新たな規制を週内に正式発表する」と伝えられたことなどが嫌気された。金融リスクを抑えるためとして、100兆人民元規模の資産が対象とされる。マーケットの収縮も懸念された。

業種別では、保険株の下げが目立つ。中国平安保険(601318/SH)が3.6%安、中国太平洋保険(601601/SH)が2.6%安で引けた。25日に逆行高した医薬・バイオ関連株も売られる。大手製薬会社の江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が4.2%安と値を下げた。ITハイテク関連株も安い。LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が8.0%下落した。消費関連株、資源・素材株、不動産株、自動車株、インフラ関連株など幅広く売られている。

外貨建てB株の相場も値下がり。上海B株指数が2.52ポイント(0.79%)安の317.80ポイント、深センB株指数が11.20ポイント(1.03%)安の1080.17ポイントで終了した。


【亜州IR】《FA》

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