三越伊勢丹が減損損失110億円計上、2018年3月期は最終赤字に転落

2018年4月26日 11:40

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 三越伊勢丹ホールディングスは25日、2018年3月期連結決算で減損損失110億円を特別損失として計上、通期の当期損益が10億円の赤字に転落する見通しであることを明らかにした。本業の儲けを示す営業利益は前期を上回ったが、百貨店閉店や高級スーパー売却などに伴う損失が膨らんだとしている。三越伊勢丹ホールディングスの最終赤字は8期ぶり。

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 修正された2018年3月期の連結業績予想は、売上高が1兆2,680億円(修正前予想比0.2%減)、営業利益240億円(9.1%増)、経常利益270億円(12.5%増)、当期損失10億円(修正前は80億円の当期利益)。売上高はほぼ予測通りに推移する見込みで、営業利益と経常利益は売り上げ回復や経費節減効果などから予想を上回るとみているが、特別損失の計上で当期損益が大幅に悪化した。

 前期と比べても、売上高、営業利益、経常利益はほぼ同水準だが、過去4年間149億~298億円だった当期損益だけが一気に悪化した。三越伊勢丹ホールディングスは2017年にまとめた中期経営計画で計画初年度の2018年3月期に不採算事業の整理を優先する方向を打ち出している。

 これを受け、早期退職制度の退職金を積み増ししたほか、高級スーパー「クイーンズ伊勢丹」を運営する「三越伊勢丹フードサービス」の株式の66%を投資ファンドに売却した。

 さらに、「アナスイ」、「ケイタマルヤマ」などを展開するアパレル事業の「マミーナ」を清算するとともに、千葉県松戸市の伊勢丹松戸店も3月で閉店している。事業整理の損失や退職金積み増しで2017年末までの9カ月間に特別損失が120億円を超えていたが、年が明けてからさらに損失が膨らんだという。

 逆に、主要店舗の販売は訪日外国人観光客や富裕層向けが伸び、東京都中央区の三越銀座店は8%、東京都新宿区の伊勢丹新宿本店は2%の売上増を示している。札幌市の札幌丸井三越や福岡市の岩田屋三越など地方の主力店舗も売り上げが復調した結果、営業利益や経常利益が上振れした。(高田泰)

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