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テラは調整一巡感、樹状細胞ワクチン療法の薬事承認目指す
テラ<2191>(JQ)は、樹状細胞ワクチン療法を中心とするバイオベンチャーである。19年12月期黒字化を目指している。株価は1月高値から反落して水準を切り下げたが調整一巡感を強めている。反発を期待したい。
■樹状細胞ワクチン療法の薬事承認目指す
東京大学医科学研究所発バイオベンチャーである。独自に開発したがん治療技術「樹状細胞ワクチン療法」を契約医療機関に提供する細胞医療事業を主力として、新規がん抗原および培養法、新規免疫療法など、がん領域において再生・細胞医療に関する研究・開発を行っている。
子会社テラファーマは樹状細胞ワクチンの薬事承認を目指し、17年3月和歌山県立医科大学病院において、開始した膵臓がんを対象とした樹状細胞ワクチン(TLP0-001)の医師主導治験に樹状細胞ワクチンを提供している。また子会社タイタンは治験支援、子会社オールジーンはゲノム解析を行っている。
細胞医療事業は契約医療機関における症例数に応じた収入が収益柱である。17年12月期末時点の契約医療機関数は全国34カ所(内訳は基盤提携7カ所、提携6カ所、連携21カ所)で、契約医療機関における累計症例数は約1万1670症例である。
18年2月には細胞加工の製造受託事業に参入すると発表し、18年3月には新規がん抗原ペプチドの提供開始を決定した。
■18年12月期は赤字拡大予想
18年12月期は、細胞医療事業における症例数の減少、研究開発費の増加で赤字が拡大する見込みだ。新規契約医療機関の開拓などで細胞医療事業の症例数回復を目指すとしている。
■株価は調整一巡感
株価は3月の戻り高値圏860円台から反落したが、600円近辺で下げ渋る形となって調整一巡感を強めている。4月24日の終値は606円、時価総額は約103億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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