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ソフトバンクGの指数インパクトに期待/東京株オープニングコメント
記事提供元:フィスコ
*08:38JST ソフトバンクGの指数インパクトに期待
11日の日本株市場は買い先行の展開になろう。10日の米国市場ではNYダウが428ドル高、ナスダックが143ポイント高となり、支援材料になりそうだ。もっとも、上昇の要因としては中国の習近平国家主席が、自動車の関税引き下げなど市場参入の大幅緩和に言及し、米中貿易摩擦への懸念が後退したことであり、織り込み済みの面はある。そのため、シカゴ日経225先物(大阪比20円安の21840円)同様、大きな反応は期待しづらいところではある。
そんな中、市場のけん引役としてソフトバンクG<9984>の動向に市場の関心が集まりやすいだろう。グループ傘下の米スプリントとTモバイルUSが経営統合に向けた交渉を再開したと報じられており、スプリントは17%超の上昇、ソフトバンクGはADRで5%を超える上昇となっており、指数インパクトが大きいソフトバンクGが日経平均を牽引することになりそうだ。同社の株価は年初来安値圏で推移しており、需給面での手掛けづらさはありそうだが、値ごろ感からの買いが入りやすいとみられる。
また、フェイスブックのザッカーバーグCEOが議会証言を行い、議会証言内容が評価される格好からアク抜けを意識した動きをみせている。ハイテク株には本格化する決算を前に、見直す動きが散見されてきており、FANG銘柄の出直りも値がさハイテク株等への支援材料になろう。一方で、これまで相場を支えてきた内需セクターについては、決算が佳境を迎えるなか、リバランスの流れから利益確定に向かわせることになりそうだ。(村瀬智一)《AK》
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