高島屋店舗別売上高、66年ぶりに大阪店がトップ 訪日消費が押し上げ

2018年4月11日 06:59

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高島屋大阪店 (c) 123rf

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 高島屋がまとめた2018年2月期決算で、大阪市中央区難波の大阪店が国内17店舗売上高のトップに立ったことが分かった。大阪店が1位になるのは1952年2月期以来、66年ぶり。大阪難波は関西を訪れる外国人観光客が集中しており、免税売上高の大幅な伸びが売り上げ増に貢献した。

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 大阪店の売上高は1,414億5,000万円で、前期を8.8%上回った。前期に首位だった日本橋店(東京都中央区)の1,342億4,100万円、横浜店(横浜市西区)の1,316億4,900万円を抑えてトップに立った。伸び率も柏店(千葉県柏市)の6.8%、京都店(京都市下京区)の3.9%、新宿店(東京都渋谷区)の3.5%を大きく上回っている。

 大阪店の免税売上高は59%増の240億円に達し、大阪店売上高の20%弱に及んだ。全店平均の41%増を大きく上回り、国内店合計のざっと半分を占めている。品目では化粧品や高級腕時計が中国、韓国からの観光客の人気を集めた。

 大阪観光局のまとめによると、大阪府を訪れる外国人観光客は2017年1年間で初めて1,000万人を超え、1,111万人に達した。関西空港が格安航空会社(LCC)の専用ターミナルを設けるなど、路線網を充実させたこともあり、前年を170万人以上上回っている。来阪した多くの観光客が拠点にしているのが難波周辺だ。

 大阪店は関西空港から直通電車に乗って約30分で着く南海電鉄難波駅の駅ビルにあり、外国人観光客を受け入れる地の利は抜群。2016年から中国のオンライン旅行最大手と連携するほか、中国で普及するスマホ決済サービスの「アリペイ」や「ウィーチャットペイ」が使える売り場を広げるなど、中国人の好みに合わせて決済方法を充実させている。これらが相乗効果となり、大幅な売り上げ増につながったとみられる。

 高島屋は当分の間、訪日消費が大阪を中心に好調に推移すると予想している。次期の2019年2月期決算でも、大阪店の売上高を今期より1.2%増の1431億円8,700万円と見込み、大阪店が日本橋店や横浜店を抑えて2年続けて国内トップになるとみている。(高田泰)

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