日本電産とセゾン、製造現場でのIoT投資分析サービス システム事業参入か

2018年3月24日 06:30

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「SimpleAnalytics」概要(図:日本電産の発表資料より)

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 日本電産とセゾン情報システムズは22日、製造現場でのIoT投資の評価・分析を行うクラウド分析サービス「Simple Analytics」を共同で提供すると発表した。

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 日本電産の製造現場におけるデータ分析基盤とセゾン情報システムズのデータ連携技術を融合。IoT化の課題を明確にするコンサルティングやデータ分析などの段階的なサポートを通じて、3カ月程度で投資に対する評価が可能になる。

 IoTの取り組みが製造業において加速する一方、導入に向け評価検証を実施したものの、本格導入に必要となる多額な初期投資に見合う結果を出せるIoTは実現できていない場合も多い。

 「Simple Analytics」は、生産ラインの品質改善と生産性向上のきっかけをすばやく発見。成果を出せるIoTを実現するIoTクラウド分析サービスだ。

 共同事業において、サービス開発を日本電産が、販売・サポートをセゾン情報システムズが担当。2020年の300社導入を目指すという。ヤンマーら6社を対象にしたテストマーケティングの結果を踏まえた目標だ。一例として、標準レポートによる見える化で改善すべき点が判明。わずか6週間でIoTの導入効果が得られたという。

●「Simple Analytics」の特長
 「Simple Analytics」は、コンサルティングサービスとシステムのサブスクリプション契約からなる。

 コンサルティングサービスは、「適合性評価」「システム構築支援」「簡易分析支援」という3つのステップから成り、各ステップの費用は10万円。また、システム利用も月額10万円と分かり易い料金体系だ。

 適合性評価では、現場での現状を確認することで、IoTに適合する領域を選定。適合する部分と適合しない部分を分析・評価する。

 システム構築支援は、製造現場への導入技術の支援だ。クラウドサービスの利用と、異なる機器のデータの収集・データ整備を行う。

 簡易分析支援では、特異点や異常傾向を把握可能な標準レポートを提供。収集したデータを見える化することで改善につなげる。

●IoT導入(日本電産とセゾン、「Simple Analytics」)のテクノロジー
 IoT投資の最適なプロセスを提供。製造現場でのIoT化の最適プロセスとは、実際の現場で、「小さく始めて大きく育てる」という考えなのであろう。効果の期待できる部分からの段階的なスタートで、かつクラウド上のシステムを月額10万円で利用可能とする。導入作業そのものに期間やコストを要することなく、すぐにIoT活用に取り組むことが可能だ。

 このコンサルタント分野でのサポート知見の蓄積は、今回のシステム構築では触れていない、「Simple Analytics」のサービス概要図左側のセンサー、PLC、IoT GateWayなどの構築における重要な情報になるであろう。「Simple Analytics」自身が「小さく始めて大きく育てる」という考えなのかもしれない。(小池豊)

関連キーワードクラウドIoT(Internet of Things)日本電産ヤンマー

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