【実況!決算説明会】サンセイランディック<3277> 2017年12月期決算(1/4)

2018年3月14日 12:58

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記事提供元:フィスコ


*12:58JST 【実況!決算説明会】サンセイランディック<3277>---2017年12月期決算(1/4)
標題を下記のとおり修正しています。
(誤)3Q決算(2017年12月期)
(正)2017年12月期決算

このコンテンツは、サンセイランディック<3277>の2017年12月期(2017年1-12月期)の決算説明会の音声を文字に起こしたものです。なお、実際の説明会で使用された資料は、同社のウェブサイトをご覧下さい。4本に分けたコンテンツの1本目です。

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まず初めに、2017年12月期決算ハイライトをご説明いたします。
5期連続で最高益を更新いたしました。
仕入高が過去最高の126億円となりました。
居抜きの売上高が底地の売上高を初めて上回りました。
期末の配当予想を従来の15円から18円に増配を予定しております。
続きまして、前期末比、計画対比の推移になります。
当社グループの主力事業である不動産販売事業において、居抜きの販売額は計画を上回ったものの、底地及び所有権の販売が計画を下回ったことから売上高が計画を▲989M下回りました。一方、権利調整努力及び販売努力により各事業において利益率が計画を上回り、特に西日本エリアにおける居抜きが好調に推移したことにより、営業利益は計画を+371M上回りました。
建築事業においては、注文住宅及びリフォーム工事の販売が計画を下回り、売上高が▲360M、営業利益が▲75M計画を下回りました。
その結果、売上は計画比▲9.3%減少の13,098M、売上総利益は+6.2%増の+4,532M、営業利益は+20.2%増の1,762M、経常利益は+21.4%増の1,668M、当期純利益は+19.6%増の+1,111M、一株純利益は+17.9増の134.45円となりました。
続きまして、連結損益比較になります。
販管費につきまして、仕入が増加したことによる租税公課が+120M程増加、業績好調により、賞与が+61Mの増加。役員報酬が役員3名増員、株式報酬導入により+47M増加いたしました。
特別利益として、固定資産売却益を+97Mを計上。
特別損失として、投資先の財務状況悪化により投資有価証券評価損を▲29M、建築事業を行っている子外社のワンズライフホームが継続して損失を計上しているため、固定資産の減損損失▲63Mを計上いたしました。
続きまして、連結貸借対照表サマリーになります。
前年に比べ、仕入が順調に推移したことにより、利益の源泉となります販売用不動産が+72.5%と大幅に増加いたしました。
有利子負債についても仕入増加に伴い+174.3%と増加しております。
当社は物件仕入の際、PJ単位で金融機関から融資を受けているため、仕入の増加の際には有利子負債も増加していきます。
それに伴い、自己資本比率は47.3%と16.0pt低下をしております。
続きまして、事業別の販売実績の3か年推移になります。
底地は、件数が減少しましたが、販売単価が上昇し、売上高は前期比で93.6%となりました。件数・売上高が計画を下回った要因といたしましては、昨年の仕入が不調だったことによります。当期仕入は好調でありましたが、底地の仕入の6割が下期の仕入となり、2018年の販売物件となったためであります。利益率の上昇の要因は、権利調整努力及び販売交渉努力増えたことが一因であります。
居抜は、前年比+66.0%増の売上高になりました。特に名古屋、大阪、福岡などの西日本エリアが好調でありました。
権利調整による価値の最大化を目指したこと及び好調な市況環境の追い風もあり、利益率が上昇いたしました。それにより居抜きの売上高が底地の売上高を初めて上回りました。
所有権は、前期に大型物件の販売が複数あったことにより、前年比▲50.2%となり、売上高が大幅に減少いたしました。
建築事業につきましては、件数、売上高ともに減少いたしました。
続きまして、事業別仕入高の実績になります。
底地につきましては、区画数で前年比+9.1%増の455区画、仕入高で+65.5%増の5,246Mとなり大幅に増加いたしました。
本社を中心に1プロジェクトで1億円超の大型底地の仕入が11件あり(前年は5件)、土地単価も比較的高いエリアの仕入が出来ました。
居抜につきましては、区画数で前年比+70.3%増の63区画、仕入高で+109.8%増の4556Mとなり、こちらも大幅に増加いたしました。
仕入高1億円超の物件が11件(昨年は5件)ありました。
所有権につきましては、区画数は前年比で減少いたしましたが、仕入高は+258.7%増と大幅に増加いたしました。
続きまして、案件数・仕入契約件数の四半期ごとの推移表になります。
案件数につきましては、ここ3年程大幅な変化はありませんが、金融機関等、新規仕入れチャネルの獲得、地場不動産業者への積極的な営業を展開し増加しております。
仕入契約件数の推移表ですが、前年と比較しても当期は高水準の仕入であることが確認できます。
仕入環境につきましては、引き続き良い状況が継続しております。
続きまして、建築事業を行っております、ワンズライフホームについてになります。
売上高は計画に対して、80%の進捗となりました。経費が計画より減少したことにより、営業損失は前期より減少いたしましたが、引き続き赤字決算となり、固定資産の減損損失63百万円を計上しております。
取り組みといたしましては、ブランドの再構築のため、昨年12月にWEBページをリニューアルしております。
注文住宅では、RC + 木造といった設計、構造の多様化に対応すべく建築家と連携を強化しており、受注実績が出てきております。
リフォームでは、施工管理の徹底により利益率は改善してきており、下期以降、高額案件の受注も増加してきております。
展示場、法人営業等のチャネルごとのチーム編成や、ワンズが過去に施工した注文住宅の顧客へのリフォーム営業、サンセイの顧客へのDM配付等、早期黒字化に向け受注を伸ばすための施策を行っております。

(2/4)に続く《FA》

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