日経平均寄与度ランキング(大引け)~ 日経平均は大幅に3日続伸、ファーストリテとファナックで約77円押し上げ

2018年2月19日 17:29

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記事提供元:フィスコ


*17:29JST 日経平均寄与度ランキング(大引け)~ 日経平均は大幅に3日続伸、ファーストリテとファナックで約77円押し上げ
19日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり220銘柄、値下がり5銘柄、変わらずなしとなった。

日経平均は大幅に3日続伸。前週末16日の米国市場でNYダウは伸び悩んだものの、19ドル高と小幅に6日続伸した。為替市場では円高進行が一服し、本日の日経平均はこうした流れから183円高でスタートすると、その後も上げ幅を広げる展開となった。海外市場の休場で売買はやや低調だったが、個人投資家による積極的な押し目買いが入ったとの見方があった。後場に入ると円相場が弱含むとともに日経平均は一段高となり、この日の高値圏で取引を終えた。東証1部銘柄の約97%が上昇する全面高の展開だった。

大引けの日経平均は前週末比428.96円高の22149.21円となった。終値で22000円台を回復するのは今月5日以来、約2週間ぶりとなる。東証1部の売買高は12億9080万株、売買代金は2兆3256億円だった。業種別では、卸売業、その他金融業、不動産業、サービス業、倉庫・運輸関連業が上昇率上位だった。一方、下落したのはゴム製品のみだった。

値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954>となり、2銘柄で日経平均を約77円押し上げた。指数寄与度の大きい銘柄はインデックスに絡んだ買いが入り堅調だった。ファナックは一部証券会社の目標株価引き上げもあり、3.7%高となった。日経平均構成銘柄の上昇率トップは東邦鉛<5707>で7.0%高、同2位はヤマハ<7951>で4.8%高だった。東邦鉛は業績上振れ期待が根強く、押し目買いが入ったようだ。

一方、下落したのはブリヂストン<5108>など5銘柄のみだった。ブリヂストンは売買代金上位のなかで逆行安となり、2.3%安で本日の取引を終えた。17年12月期の営業利益が昨年11月に下方修正した予想をさらに下回って着地し、ネガティブ視された。その他の値下がり銘柄には、このところ強い値動きを見せていた銘柄が散見される。相場全体として持ち直しの動きが強まるなか、これら銘柄では利益確定売り圧力が強まったようだ。


*15:00現在


日経平均株価  22149.21(+428.96)

値上がり銘柄数 220(寄与度+436.19)
値下がり銘柄数  5(寄与度-7.23)
変わらず銘柄数  0

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 43670 1070 +39.70
<6954> ファナック 28160 1000 +37.11
<9984> ソフトバンクG 8999 193 +21.48
<6988> 日東電 8452 342 +12.69
<6098> リクルートHD 2677.5 103 +11.47
<4063> 信越化 11505 280 +10.39
<9433> KDDI 2645.5 44 +9.80
<8028> ユニー・F 7850 250 +9.28
<8035> 東エレク 20655 230 +8.53
<7951> ヤマハ 4695 215 +7.98
<9735> セコム 7927 208 +7.72
<4503> アステラス薬 1524 37.5 +6.96
<7203> トヨタ 7379 171 +6.35
<6902> デンソー 6348 167 +6.20
<4519> 中外薬 5580 160 +5.94
<7267> ホンダ 3851 77 +5.71
<4543> テルモ 5580 70 +5.19
<4578> 大塚HD 5097 131 +4.86
<9766> コナミHD 5670 130 +4.82
<8015> 豊通商 4100 125 +4.64

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<5108> ブリヂストン 4860 -114 -4.23
<4324> 電通 4960 -35 -1.30
<4911> 資生堂 6357 -31 -1.15
<2502> アサヒ 5677 -14 -0.52
<8729> ソニーFH 2014 -4 -0.03《AK》

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