ケンコーマヨネーズは1月29日に本社で「2018年春夏新商品発表会」を開催

2018年2月5日 07:13

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■ケンコーリファインごぼうサラダなど8種類の新商品

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東1)は、1月29日に本社で「2018年春夏新商品発表会」を開催した。

 2月15日に発売する新商品は、デイリーユースマヨネーズ、明太子マヨネーズタイプ、ゆで卵H、惣菜亭(R)冷凍だし巻き卵、ケンコーリファインごぼうサラダ、和彩万菜(R)六種具材の卯の花、冷凍食べる甘酒の7種類、3月1日発売する新商品はチキンサラダの1種類。

 発表会で、最初に紹介されたのは、FDF(ファッションデリカフーズ)40周年を記念して作られたケンコーリファインごぼうサラダ。この商品は、原料、配合、製法にこだわっている。原料のごぼう、人参はすべて国産で、安心、安全にこだわった。また、化学調味料やpH調整剤を使わず、素材の味を大切にした味付けとなっている。更に、専用製法で作ることで、素材の魅力を最大限に引き出している。袋から取り出すだけで、すぐに食べられることから、簡便性、効率化に対応している。

 最近の食肉摂取量が増えている時代に合わせ、開発されたのがチキンサラダ。鶏肉の素材のうまみが引き立つシンプルな味付けとなっている。チキンフレークと玉ねぎを合わせ具材が70%以上。同社指定原料で調味や部位、サイズと原料にこだわっている。

 マヨネーズの消費量も年々増加している。アンケートを取ったところ、味、原材料、添加物等に気を付けて選んでいるという結果が出たことで、それらのことにこだわって開発したのが、デイリーユースマヨネーズ。  まず、添加物に配慮し、化学調味料と香辛料抽出物を一切使用していない、卵黄型のマヨネーズで、ホワイトビネガーと米酢を絶妙にブレンドしていることから、爽やかな酸味と濃く深くまろやかな風味が特徴である。

 味付けマヨネーズの消費量も増えていることから、味付けマヨネーズとして開発されたのが、明太子マヨネーズ。タラコエキスを配合し、魚卵のうまみと明太子らしいピンクの色合いが特徴で、明太子商品としては珍しく、未開封で常温保管が可能。しかも、焼いてもきれいな状態を保つのも特徴といえる。

 外食産業では、人手不足が課題となっていることから、作業の効率化、労働力不足に対応するために開発されたのがゆで卵H。ゆでる、殻をむく手間がかからず、袋を開けるだけで使える。未開封の賞味期限が30日と長く、1袋10個で、使い切りやすい形態となっている。また、様々なメニューとなじみやすい様に薄めの味をつけている。

 最近、訪日客の増加で和食ブームとなっているため、和食ブームにこたえる商品として開発されたのが、惣菜亭(R)冷凍だし巻き卵。「静岡県焼津製造鰹節のだし」と「北海道産真昆布のだし」を使用し、甘さ控えめで、だしの風味を活かした味付けとなっている。欲しいときに解凍し、手軽に使える冷凍タイプで、人手不足にも対応している。

 2014年の発売以来好調な販売となっている和彩万菜シリーズの新商品として開発されたのが和彩万菜(R)六種具材のうの花。にんじん、ごぼう、油あげ、枝豆、こんにゃく、シイタケの具材感と彩取りにこだわった商品。

 最後に、甘酒の消費量が右肩上がりで伸びていることから、飲む以外で使われるように開発された商品が、冷凍食べる甘酒である。材料には、米こうじと米を使用し、米の粒感を残した、具材感を楽しめる。適度な粘度があり、トッピングだけでなくスムージー、アレンジドレッシング、料理のコクだしと様々な用途で使われるのが特徴といえる。

 この様に、時代の流れの中で人気のある商品の中で、同社ならではの開発力を活かし、魅力ある商品づくりを行い、消費者に提供していく方針であることから、同社の売上は年々伸びている。

 ちなみに、今期18年3月期連結業績予想は、売上高750億円(前期比5.9%増)、営業利益40億80百万円(同2.3%増)、経常利益41億円(同2.1%増)、純利益28億70百万円(同0.1%増)と最高益更新を見込む。今期は設備投資が嵩むことから、伸び率が低いが、設備投資により、今後の市場拡大が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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