個別銘柄戦略:マクセルHDや積水ハウスに注目

2018年1月15日 09:05

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記事提供元:フィスコ


*09:05JST 個別銘柄戦略:マクセルHDや積水ハウスに注目
12日の米国市場は大手行決算で税制改革による企業業績の押し上げ効果が再認識され、終日堅調推移となった。主要株価指数は連日の過去最高値更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比180円高の23820円となった。朝方はこれにサヤ寄せする格好から、買いが先行しよう。ただし、米国市場が祝日で休場となることから海外勢のフローは限られるとみられ、買い一巡後はこう着感が強まりやすいだろう。先週の日経平均は調整となったが、大発会の急騰に対する反動といったレベルである。小幅な調整ではあるが、一部のテクニカルシグナルでは過熱感が和らぐ格好であり、心理的には23500-24000円処でのもち合いレンジが意識されよう。

日経平均の高値もち合いが継続するなか、個人主体の資金はマザーズやJASDAQといった新興市場にシフトしやすい面もある。次世代電池や働き方改革、省力化投資、仮想通貨といったテーマ株物色も引き続き健在である。押し目買い意欲の強さも窺える中、好循環物色が続こう。個別ではソフトバンクG<9984>が傘下のソフトバンクの上場を固めたと報じられており、関心が集まりやすい。また、強気格付けや格上げ等が観測されているところでは、マクセルHD<6810>、積水ハウス<1928>、IIJ<3774>、ISID<4812>、NMF<3462>が注目される。《HT》

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