欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米雇用統計上振れは織り込み済み

2018年1月5日 17:25

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記事提供元:フィスコ


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米雇用統計上振れは織り込み済み
今日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想したい。米12月雇用統計が注目されるが、予想上振れはほぼ織り込まれているほか、来週のインフレ指標に思惑が広がりやすい見通し。また、北朝鮮と韓国の高官による協議を見極めようと慎重な動きとなりそうだ。

4日発表された米12月ADP雇用統計は前月比+19.0万人に対し+25.0万人と強い内容となった。反面、失業保険申請件数は3カ月ぶりの水準に悪化したことで今晩の12月米雇用統計へ
の過度な期待は弱まり、ドル・円は狭いレンジ内で取引された。本日のアジア市場でも積極的に動きづらいなか、値幅の薄い展開となっている。

今晩の海外市場で注目される米12月雇用統計は、失業率4.1%(前回4.1%)、非農業部門雇用者数は前月比+19.0万人(同+22.8万人)、平均時給は前年比+2.5%(同+2.5%)が市場コンセンサス。ADP統計から雇用者数の増加は織り込まれており、より材料視される賃金の伸びが顕著になれば連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め観測を後押ししそうだ。

ただ、平均賃金の内容が明らかになっても、来週の12月生産者物価指数(PPI)や同消費者物価指数(CPI)などインフレ関連指標を見極めたいムードが広がり、ドルの値動きは小幅にとどまるだろう。また、それに先立って発表されるユーロ圏のインフレ指標が堅調となれば回復基調を好感したユーロ買いが再開し、ドルの下押し材料になりやすい。

一方、韓国が北朝鮮に求めた高官級会談が9日にも開催される可能性から、積極的なドルの売り買いを回避したいとの思惑も広がりそうだ。同会談は2月に開幕される平昌冬季五輪への北朝鮮の参加が主要テーマとなる見通し。北朝鮮の核・ミサイル開発で日米は圧力を強める方向だが、韓国が対話路線に切り替え朝鮮半島情勢が改善に向かうなら円売り材料となろう。

【今日の欧米市場の予定】
・19:00 ユーロ圏・12月消費者物価指数速報値(前年比予想:+1.4%、11月:+1.5%)
・19:00 ユーロ圏・11月生産者物価指数(前年比予想:+2.5%、10月:+2.5%)
・22:30 米・12月非農業部門雇用者数(予想:+19.0万人、11月:+22.8万人)
・22:30 米・12月失業率(予想:4.1%、11月:4.1%)
・22:30 米・12月平均時給(前年比予想:+2.5%、11月:+2.5%)
・22:30 米・11月貿易収支(予想:-500億ドル、10月:-487億ドル)
・22:30 カナダ・12月失業率(予想:6.0%、11月:5.9%)
・22:30 カナダ・11月貿易収支(予想:-11.3億加ドル、10月:-14.7億加ドル)
・24:00 米・12月ISM非製造業景況指数(総合)(予想:57.6、11月:57.4)
・24:00 米・11月製造業受注(前月比予想:+1.1%、10月:-0.1%)
・24:00 米・11月耐久財受注改定値(速報値:前月比+1.3%)
・24:15 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演(経済見通し)
・02:30 メスター米クリーブランド連銀総裁が討論会参加《CS》

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