【配当特集】ソーバルは配当性向5割、押し目買い妙味膨らむ

2017年12月15日 07:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ソーバル<2186>(JQS)は、主としてファームウエア、ソフトウエア並びにハードウエアの開発とその製品の評価に関するサービスを提供している。同社グループは、コア事業における一部の取引先への依存度低減及び新規優良取引先の開拓、優秀な人材の確保及び育成、業務効率化による利益率向上への取り組みの3点を重要課題として取り組んでいるほか、本年4月1日付で譲受けたIoTプラットフォーム事業を活用し、より強固な営業基盤を築き、業務分野並びに新規顧客の拡大に努めている。

 中でもコア事業における一部の取引先への依存度低減及び新規優良取引先の開拓では、一部の取引先への依存度をより低減させることが、安定した経営を進める上で重要な経営課題と捉え、従来からのデジタル製品メーカーや情報通信分野に加え、車載分野、金融分野、医療分野、航空宇宙分野、介護・災害向けロボット分野にも注力し、営業推進を行っているほか、Web系のシステム開発にも取り組んでいる。

 今2018年2月期第2四半期業績実績は、売上高40億6000万円(前年同期比1.3%増)、営業利益2億6500万円(同5.4%増)、経常利益2億6800万円(同9.2%増)、純利益1億8100万円(同4.7%増)に着地。プロジェクト管理を徹底し、営業利益は計画を1千万円上回り順調に推移している。

 今18年2月期業績予想は、売上高81億2000万円(前期比2.6%増)、営業利益5億7000万円(同15.5%増)、経常利益5億6900万円(同13.8%増)、純利益3億8100万円(同9.6%増)を見込む。9月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を実施済みで、年間配当予想は、第2四半期末22円、期末12円(分割後換算)を予定。株主優待として、毎年8月31日(基準日)現在の株主に対して、クオカードを保有株に応じて贈呈している。

 株価は、7月25日につけた分割前の高値1290円から9月6日に分割後の安値925円と調整。その後、1000円を挟んでモミ合っている。今2月期第2四半期業績は順調に推移しており、12月28日に予定している第3四半期決算の発表は注目される。配当性向5割で株主優待も実施。配当利回り2.3%と利回り妙味もソコソコある。25日移動平均線がサポートしており、押し目買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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