英ポンド週間見通し:底堅い動きか、早期追加利上げへの思惑残る

2017年12月9日 15:05

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記事提供元:フィスコ


*15:05JST 英ポンド週間見通し:底堅い動きか、早期追加利上げへの思惑残る
■強含み、英国とEUは離脱条件で基本合意

先週のポンド・円は強含み。英国の欧州連合(EU)離脱交渉で、英国とEUは離脱条件をめぐる協議で基本合意したことが好感された。また、米ドル・円相場が円安方向に振れたこともポンド高・円安の要因となった。取引レンジ:149円76銭-153円41銭。

■底堅い動きか、早期追加利上げへの思惑残る

今週のポンド・円は底堅い動きとなりそうだ。14日開催の英中銀金融政策委員会(MPC)で政策金利は据え置きの公算。足元の経済指標の改善を手がかりに早期追加利上げへの思惑が台頭した場合、ポンド買いが優勢となる可能性がある。欧州連合(EU)からの離脱交渉は進展していることも、ポンド相場を下支えする一因となりそうだ。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・12日:11月消費者物価コア指数(前年比予想:+2.7%、10月:+2.7%)
・13日:8-10月ILO失業率(予想:4.2%、9月:4.3%)
・14日:11月小売売上高(前月比+0.5%、10月:+0.3%)
・14日:英中央銀行MPCが金融政策発表(政策金利などは現状維持の予想)

予想レンジ:151円00銭−154円00銭《FA》

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