RIZAP-G RIZAP関連事業の売上が前年同期比45%増と大幅伸長。ボディメイク事業がストック収益へ

2017年11月21日 17:31

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記事提供元:フィスコ


*17:31JST RIZAP-G---RIZAP関連事業の売上が前年同期比45%増と大幅伸長。ボディメイク事業がストック収益へ
RIZAPグループ<2928>は、2012年にスタートしたボディメイクを皮切りに、ゴルフ、イングリッシュなど、やり方は間違っていなくても一人ではなかなか続けられずに失敗してしまう、“三日坊主市場”に特化し、『結果にコミットする』を合言葉にトレーナーの徹底的な寄り添いを提供してきた。強みとする広告宣伝にも注力し、会員数・客単価・継続率全てが大幅に上昇傾向を維持している。2018年3月期第2四半期のRIZAP関連事業の売上高は前年同期比45%増と大幅な伸長をみせた。その中でも特にボディメイク事業のイメージが大きく変わっている点に注目したい。

これまでは、短期間で劇的なビフォー・アフターを実現する“短期集中”のイメージが強かったが、2017年7月より始まったボディマネジメントプログラム(BMP)では、主に“生活習慣の管理”に重きを置いたプログラムとなっている。毎月29,800円(1年更新)で、月に2回のプランニングセッションに加え、トレーナーが策定したプログラムに基づいたマシントレーニング、またアプリを使った日々の食事指導を行っている。契約率は80%を超えるなど、導入直後から大きな反響を得ている。

これにより、同社の収益モデルは「2ヶ月35万円×新規入会者数」という算定式から「2ヶ月35万円×新規入会者数+新規入会者数×80%(BMP契約率)×2.98万円×12ヶ月×n年(1年毎自動更新)」というストック収益へと大きな転換期を迎えた。

このモデルチェンジにより、店舗数・トレーナー数が劇的に増えない限り、アクティブ会員数(新規入会者数+BMP契約者数)の伸びを吸収できず、一時的には月次売上が下がってしまう(実際、上半期は計画比減収)が、中長期的には安定的な経営を築く礎になると期待される。

株価は4日続伸。連日で上場来高値を更新する力強い動きを見せており、時価総額は21日終値ベースで6300億円を突破した。《MW》

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