利食い優勢もインデックスに絡んだ海外勢の資金流入は継続/後場の投資戦略

2017年11月8日 12:18

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22873.01;-64.59TOPIX;1810.86;-2.43

[後場の投資戦略]

 日経平均は利食い優勢ではあるが、5日線を上回っての推移であり、押し目買い意欲の強さがうかがえる。また、ファナック<6954>が売り先行で始まった後に切り返して高値を更新するなど、インデックスに絡んだ海外勢の資金流入も継続しており、押し目待ちに押し目なしの需給状況である。ランチタイムの225先物は22850-22880円辺りでのもち合いが続いているが、22850円処での底堅さが意識されてくるようだと、ショートカバーを誘う格好にもなりそうだ。

 決算発表が本格化する中、今期据え置きとなれば一先ず嫌気売りが先行しそうだが、需給状況の良好な銘柄については、押し目買いの好機になる可能性もあろう。また、日経平均がこう着となるなか、新興市場の中小型株などへ短期的な資金が向かいやすい面もありそうだ。(村瀬智一)《AK》

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