マイクロソフト、政府機関用クラウドサービスにブロックチェーン技術活用【フィスコ・ビットコインニュース】

2017年10月19日 17:55

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記事提供元:フィスコ


*17:55JST マイクロソフト、政府機関用クラウドサービスにブロックチェーン技術活用【フィスコ・ビットコインニュース】
ワシントンDCで開催されたMicrosoft's Government Cloud Forum 2017において、マイクロソフトはAzure Government Secretのサービス拡大を発表した。これは政府機関に利用されることを目的としたクラウドサービスであり、ブロックチェーンを利用した「Blockchain for Azure Government」も含まれている。

ブロックチェーンとは、ビットコインの基盤技術として利用されている技術であり、データ改ざんが極めて難しいというセキュリティー面の向上や、データ記録の作成・管理コストを大きく削減できる可能性などが兼ねてより注目されてきた。仮想通貨以外にも活用シーンを模索しようと、金融機関をはじめ幅広い業界の企業が取り組んでいる。

マイクロソフトが提供するMicrosoft Azure Governmentは、米国政府機関とそのパートナーを対象とした政府専用クラウドであり、高度なセキュリティー要件に沿うものとなっている。

この一部となるブロックチェーンだが、同社は政府が直面する様々な問題に適用することができる品質となっているとし、例として、自然災害後の資金の配分や不動産所有権の登録、複数の取引による財産の所有権の追跡などをあげている。

またマイクロソフトはAzure Governmentのためのブロックチェーンを立ち上げ、ブロックチェーンと分散型台帳のマーケットプレイス・ソリューションを幅広くサポートするという。これらのソリューションによって、複数の組織にわたるブロックチェーン基盤の導入と構成を自動化し、顧客が政府の変革とアプリケーション開発に専念できるようにするとしている。また、既存の顧客が快適にアクセスできるように配慮するようだ。《SI》

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