【注目銘柄】ネオジャパンは18年1月期2Q累計が計画超の大幅増益、通期も増額の可能性

2017年9月19日 11:18

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ネオジャパン<3921>(東マ)に注目したい。企業・官公庁向けソフトウェアのパッケージ販売およびクラウドサービスを展開している。18年1月期第2四半期累計は計画超の大幅増益だった。通期も増収増益予想である。そして増額の可能性がありそうだ。株価は年初来高値圏でモミ合う形だが、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。1500円近辺のフシを突破すれば上げ足を速める可能性がありそうだ。

■18年1月期2Q累計が計画超の大幅増益で通期予想に増額の可能性

 9月12日発表した18年1月期第2四半期累計(2~7月)の非連結業績(9月4日に売上高を1百万円変額、営業利益を63百万円増額、経常利益を64百万円増額、純利益を51百万円増額)は、売上高が前年同期比9.6%増の11億27百万円、営業利益が42.7%増の2億50百万円、経常利益が31.7%増の2億61百万円、純利益が34.7%増の1億82百万円だった。自社開発ソフトウェアの資産計上額が想定を上回ったことや、一部の営業費用が未消化だったことも寄与して計画超の大幅増益だった。

 クラウドサービスが16.5%増収と好調に推移して牽引した。利用ユーザー数が増加に増加してdesknet'NEOクラウド版サービスの売上高が43.7%増と大幅伸長した。プロダクトも5.4%増収と堅調だった。中小規模ユーザー向けスモールライセンスが5.8%増収、大規模ユーザー向けエンタープライズライセンスが13.9%増収、カスタマイズが17.8%増収、desknet'NEOのサポートサービスが4.1%増収と堅調だった。

 通期の非連結業績予想は売上高が17年1月期比8.7%増の23億円、営業利益が同10.3%増の4億32百万円、経常利益が同5.3%増の4億51百万円、純利益が同2.0%増の3億02百万円としている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が49.0%%、営業利益が57.9%、経常利益が57.9%、純利益が60.3%と高水準である。上期に未消化だった営業費用を下期に消化予定のため通期予想を据え置いたが、クラウドサービスの好調が牽引して通期予想にも増額の可能性がありそうだ。

■株価は年初来高値圏、フシ突破すれば上げ足速める可能性

 株価(17年7月1日付で株式2分割)は年初来高値圏1400円近辺でモミ合う形だが、徐々に7月18日の年初来高値1510円に接近している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形となった。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。1500円近辺のフシを突破すれば上げ足を速める可能性がありそうだ。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】ホットランドは1Q好決算を手掛かりに通期12月期業績の上ぶれ期待を高めて続伸(2017/06/02)
【株式評論家の視点】LITALICOは18年3月期は新規開設30拠点を計画、今期2ケタ増収増益の続伸見込む(2017/06/12)
【編集長の視点】三栄建築設計は連続の最高業績・増配を再評価し超割安株買いが拡大して続伸(2017/06/05)
【小倉正男の経済コラム】ふるさと納税規制にみる中央集権再強化(2017/06/12)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事