豪ドル週間見通し:もみ合い、2月豪雇用統計などが手掛かり材料に

2017年3月11日 14:51

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記事提供元:フィスコ


*14:51JST 豪ドル週間見通し:もみ合い、2月豪雇用統計などが手掛かり材料に
■中国貿易赤字を嫌気して伸び悩む

先週の豪ドル・円は伸び悩み。豪準備銀行(中央銀行)が景気回復やインフレの上向き傾向を指摘したことなどで豪ドル買いがやや優勢となったが、中国の2月貿易収支が赤字となったことを嫌って豪ドル買い・円売りは縮小した。取引レンジ:85円85銭-87円08銭。

■もみ合い、2月豪雇用統計などが手掛かり材料に

今週の豪ドル・円はもみ合いか。2月の中国貿易収支が赤字になったことが引き続き嫌気されそうだ。ただ、豪準備銀行(中央銀行)の追加利下げ観測は大幅に後退しており、豪ドルの下落余地は限定的とみられる。2月雇用統計、中国の2月小売売上高や鉱工業生産などの経済指標が売買材料になる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・16日:2月雇用統計(1月:失業率5.7%、雇用者数増減:+1.35万人)

予想レンジ:85円00銭-88円00銭《FA》

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