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ミサワホーム、埼玉で発達障害児を対象にした学童保育―NPOと提携
ミサワホームは30日、発達障害児を対象にした学童保育の事業を開始すると発表した。同社グループのセントスタッフ社がNPO法人「ADDS」と提携し、児童生徒の個性に合わせた効果的なプログラムの提供や事業展開に向けた協力体制の構築を図るという。第一弾として10月に埼玉県戸田市で「放課後等デイサービス ミライエ戸田」をオープンする。
同社によると、今回開始する「放課後等デイサービス」事業は、自閉症やアスペルガー症候群といった発達障害がある就学中の児童生徒を対象とした学童保育。
セントスタッフは、介護・保育分野で人材派遣業を手掛けており、1万1,000名の登録スタッフを抱える。ADDSは未就学の発達障害児を対象にした児童発達支援事業所の運営や保護者支援、支援者研修などを行っている。発達障害をはじめとした様々な対人支援領域でエビデンスを示している応用行動分析(ABA)に基づく効果的な療育プログラムを保有、実践しているという。
文部科学省の調査によると、全国の公立小中学校の通常学級に在籍する児童生徒のうち、6.5%にあたる約60万人が人とのコミュニケーションがうまく取れないなどの発達障害の可能性があるとされている。2012年4月には厚生労働省から「障害者自立支援法改正」が公布され、障害児支援の強化として放課後等デイサービスの創設が認可されたが、2015年3月時点での利用者は約9万5,000人にとどまっている。
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