セレスはアイ・ティ・リアライズと資本業務提携を行うことを発表

2016年5月20日 16:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■“O2O”ビジネスへ進出することにより事業拡大を図る

 セレス<3696>(東マ)は20日、決済連動マーケティング“CLO“(Card Linked Offer)アプリ「CRECO」を提供するアイ・ティ・リアライズと資本業務提携を行うことを発表した。

 当社は、スマートフォン端末をメインデバイスとするモバイルインターネットメディアを企画・開発し運営することを主業としており、ユーザーに対して現金や電子マネー等に交換可能なポイントをインセンティブにインターネット上の様々なアクションを促し収益を得ている。国内最大級のスマートフォン向けポイントサイトであるモッピーに加え、モバトクとお財布.comを運営している。中期的には、スマートフォン端末と自社ポイントメディアを活用した“O2O”(Online to Offline)ビジネスへ進出することにより、事業拡大を図っていく方針。

 一方アイ・ティ・リアライズは、決済連動マーケティングサービスであるCLOアプリ「CRECO」を2015年11月より提供している。「CRECO」ユーザーはアカウントアグリゲーションにより複数のクレジットカード利用履歴をスマートフォン上で自動収集及び一元管理できる上に、カード会社のポイントとは別にCRECOポイントを同時に貯めることができる。CLOとは“Card Linked Offer”の略で、クレジットカードの利用明細からユーザーの決済履歴を分析して、趣味嗜好に沿った最適な割引クーポン等を届けるサービス。CLOはユーザーにも店舗にも手間なしで便利にクーポンを提供できるO2Oビジネスとして世界中で急成長しており、アメリカのCLO関連市場は約5,800億円。

  当社では、スマートフォンを通じたリアル店舗での使用が可能なポイントサービスを運営しており、一層のO2Oサービスの拡大を図っていく経営戦略である。O2O市場は2017年には50兆円を超える規模になると予想されている(参照:野村総合研究所)。今後、当社が顧客企業に対して新しいO2Oサービスの開発・提供を行うために、O2O領域に強みを持つアイ・ティ・リアライズとの間で資本業務提携を実施する。また、近時FinTech(フィンテック)と呼ばれるFinanceとTechnologyを併せ持つ領域のベンチャー企業が隆盛しており、技術革新により今後もより質の高いサービスが提供されていくことが予想されている。当社はFinTech企業であるアイ・ティ・リアライズへの出資を通じてFinTech領域と当社が運営する各メディアとのビジネスシナジーの可能性を追求する。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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