公道走行試験が間近に迫ったスズキの燃料電池バイク

2015年11月3日 18:31

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記事提供元:エコノミックニュース

水素ガススタンドや法整備の問題がクリアすれば、すぐにでも実現可能な時期まで迫った燃料電池バイク

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 東京モーターショー2015では、ホンダが「CLARITY FUEL CELL」を市販予定として発表するなど、FCV(燃料電池自動車)への関心もますます高まりつつある。燃料電池自動車とは、水素と酸素を化学反応させることによって電気を作り、モーターで走る車のことで、排気ガスや二酸化炭素を出さない、究極のエコカーだ。

 そんな燃料電池をバイクに搭載したのが、スズキ<7269>の、「バーグマン フューエルセル スクーター」だ。200ccエンジンを搭載したスクーターバーグマンをベースにしながらも、空冷式燃料電池ユニットを搭載した世界で唯一の燃料電池スクーター。

 パワーユニットとなる空冷式の燃料電池は、インテリジェント・エナジー社と共同開発したもの。空冷式にしたのは、バイクという限られたスペース内にユニットを収めるためというのが大きな理由。空冷にしたことでユニット自体の重量は20kgほどに抑え、これが水冷にした場合は1.5倍ほど重くなってしまうというが、それでも車両重量は195kgとエンジン搭載のバーグマンに比べると30kgほど重い。70MPaの圧縮水素タンクをボディ下部に搭載し、60km/h定地走行で120kmの航続距離を誇り、水素タンクへの充填時間は約5分と我慢できる範囲。定格出力は3.9kWと、エンジンを搭載したバーグマンに比べるとパワーで1/4~1/3程度になる。そのため、加速時には、燃料電池に二次電池の電力をプラスすることで、力強い加速を実現している。

 そもそもバーグマン フューエルセル スクーターが登場したのは、東京モーターショー2009年。それから、2011年3月には世界で初めて「欧州統一型式認証」を取得しており、発売までの準備は整っている。日本国内での安全基準や認証手続きなどがクリアでき次第、公道走行実験を実施するとのこと。長らく待たされた燃料電池バイクだが、インフラや国内法が追いついてないのが現状で、バイク自体はほぼ完成されていると言ってもいいだろう。(編集担当:鈴木博之)

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