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ヤマハ発動機、各国のデザイン賞を相次いで受賞
ヤマハ発動機の2012年欧州モデル、530ccCVTエンジン搭載のスポーティコミューター「TMAX」が、「レッドドット・デザインアワード」で「プロダクトデザイン2012」を受賞したと発表。同社製品の本賞の受賞は今回が初めてとなる。
「レッドドット・デザインアワード」は、ドイツの「ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター」主催による世界的な格式の高いデザイン賞。「プロダクトデザイン」「デザインコンセプト」「コミュニケーションデザイン」の3部門があり、「プロダクトデザイン」部門は過去2年以内に発売された製品を対象とする。国際的に活躍するデザイン専門家が、革新性、機能性、品質、人間工学など9項目の評価基準から審査を実施、受賞製品を選定する。 2012年度は世界58ヵ国1800の企業やデザイナーから、自動車、二輪車、家電、家具、家、眼鏡、カメラなど合計4515点の応募があり、この中でヤマハ「TMAX」は「プロダクトデザイン」部門で「レッドドット・デザインアワード2012」を受賞した。
「TMAX」は2000年の導入以来、欧州を中心に高い評価を得ているスポーティコミューター。欧州仕様2012年モデルではフルモデルチェンジを行い、エンジンと駆動系をさらに高次元に進化させて走行性を向上、またデザインは、前後ホイールを視覚的に繋ぐ特徴的なボディデザインを継承しながら、よりアグレッシブな造形となっている。
また、ヤマハ発のインドでの生産拠点、インディア ヤマハモーターが生産・販売する150ccスポーツモデル「YZF-R15」も、インドデザインカウンシル主催のデザイン賞「インディアデザインマーク」を受賞している。本賞は、日本のグッドデザイン賞をモデルとした新たなデザイン賞で、今回がその第1回目であった。総応募数78件の中から31件が受賞、この中で日本企業製品の受賞は、ヤマハ「YZF-R15」を含む3社4製品で、 いずれもインド国内で生産が行われており、外国企業の製品でありながらインド国内市場で一定の評価を得ているものである。
インディアデザインマークのように、産業界と社会においてデザインの価値とその認知度を上げ、ユーザーや製造業者のよりよいデザインに対する関心を高めること、よいデザインを奨励することで生活の質を高めることを主な目的とするものや、将来有望な若手デザイナーを発掘するものなど、世界各国で様々なコンセプトに基づき実施されているデザイン賞。これらの賞を受賞することは、単なるデザイン性の高さのみならず、製品の国際的な品質の高さを世界にアピールする切っ掛けともなる。日本企業には今後とも優れた製品を排出し、積極的に応募、受賞することを期待したい。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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