【注目の決算発表】前田工繊は通期最高益据え置きも2Q業績下ぶれ着地を嫌い急続落

2011年4月26日 19:48

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

★連続の過去最高更新を見込む

  前田工繊 <7821> は26日、33円安の1317円と3営業日続落した。25日大引け後に今9月期第2四半期(2Q)累計決算を発表、期初予想を下ぶれて着地したことが利益確定売りを拡大しており、通期業績の連続過去最高更新予想を据え置いたことにも反応は限定的にとどまっている。

  2Q業績は、前年同期の連結決算から単独決算の発表に変化するため前年同期対比はないが、純利益は、期初予想の6億4000万円が4億100万円と下ぶれた。

  盛土補強材、河川護岸材などで引き続き公共工事が減少し、大雪もあって工事も遅延したことなどが響いた。ただ下半期に遅延・延期となっていた案件が動き出していることから回復、9月通期業績は期初予想に変更はなく、純利益は、8億7400万円(前期比10%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。

  株価は、東日本大震災発生で防災用資材への復旧特需思惑を高めて年初来高値1618円まで5割高の逆行高を演じ、半値押し水準で調整をしていた。PERは7倍台、PBRは0.6倍と下げ過ぎを示唆しており、下値では強弱感の綱引きが続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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