Netflix、気分から作品を探す「AI Discover」を米国で試験提供―テレビアプリに新タブ

2026年11月5日 12:36

Netflixは2026年11月3日(米国時間)、テレビアプリで作品探しの新機能「AI Discover」を試験提供すると発表した。その時の気分や視聴場面に合うテーマを選び、おすすめ作品を段階的に絞り込める。

■米国の一部会員向けに新タブを提供

提供は、対応テレビで英語版Netflixを利用する米国の少数の会員から始まる。同社は発表時点で、今後数週間かけて対象者を段階的に増やすとしている。

Netflixのヘルプセンターによると、利用できる端末は技術要件を満たすテレビとテレビ用ストリーミング端末で、キッズプロフィールは対象外だ。AI Discoverの利用は任意で、通常のNetflixも引き続き利用できる。

対象者のテレビアプリでは、上部のナビゲーションに「Discover」が表示される。赤い宝石のアイコンと「New」ラベルが目印で、Netflixはヘルプセンターにも利用方法を掲載している。

■気分や視聴時間から作品を絞り込む

最初に試験提供する機能では、映画や番組の短いクリップが付いたテーマから作品を探す。「Something Light(気軽に観られるもの)」「Scare Me(怖いもの)」「Family Movie Night(家族で映画鑑賞)」「Quick Watches(短時間で観られる作品)」などが用意される。

テーマは、求める気分、一緒に観る相手、視聴に使える時間などを切り口にしている。新作や人気作品、最近の視聴内容を反映したテーマもあり、Netflixによると、その作成にAIを活用する。作品を提案する理由も、利用の途中で説明するという。

テーマを選ぶと、それに合うおすすめ作品が表示される。さらに具体的なテーマを選んで候補を絞り込めるほか、「Something Different」で別の候補を表示できる。作品名が決まっていなくても、その時に観たい内容から探し始められる仕組みだ。

各作品には「Play」「My List」に加えて、「Tune Your Recommendations」ボタンが付く。利用者は、おすすめに残したい作品や、今後おすすめしてほしくない作品を指定できる。Netflixによると、除外の指定はAI Discover内で記憶され、以後のおすすめに反映される。

ヘルプセンターでは、「Don’t recommend」による除外の適用範囲をAI Discover内と案内している。ここで指定した作品も、Netflixのほかの画面のおすすめには引き続き表示される場合がある。

■利用者の選択を反映する新たな作品探し

Netflixは、AI Discoverを支える新しいシステムについて、会員が伝える内容にリアルタイムで反応し、継続的に学習すると説明している。ヘルプセンターによると、おすすめには視聴履歴、好み、時間帯も活用する。

同社の日本語ヘルプによれば、通常のレコメンド機能も、視聴履歴や作品への評価、似た好みの会員、作品情報、視聴時間帯などを考慮している。利用のたびに得られる情報で更新され、過去の作品より最近の視聴傾向を重視する。AI Discoverでは、こうした個人向けの提案に、テーマ選択や作品ごとの調整を通じて、その時の希望を伝える操作が加わる。

NetflixはAI Discoverを、新しい作品発見の方法を試す実験の場と位置付ける。利用状況やフィードバックを基に、残す機能、改善する機能、次に開発する機能を判断する方針だ。試験で得た機能の一部は、将来、Netflixの通常の利用画面にも取り入れられる可能性がある。

元記事: Netflix Tests AI Discover Feature to Help You Find Your Next Stream—How to Use New Tab on TV App?

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