ゆうちょ銀行、松井証券株19.99%取得へ、資本業務提携で証券サービス拡充
2026年11月5日 07:07
■5148万9700株を取得し筆頭株主に、12月28日提携開始予定
ゆうちょ銀行<7182>(東証プライム)は11月4日、松井証券<8628>(東証プライム)との資本業務提携と同社株式の取得を決議し、同日付で提携契約を締結したと発表した。松井証券の筆頭株主である有限会社丸六から普通株式5148万9700株を市場外の相対取引で取得する予定。取得後の議決権比率は19.99%、発行済株式総数に対する比率は19.86%となり、松井証券を持分法適用関連会社とする予定である。
ゆうちょ銀行は約1.2億口座の顧客基盤と全国の郵便局網を持つ一方、現時点で株式やFXの取引を取り扱っていない。提携を通じ、証券サービスの拡充と顧客の資産形成・運用ニーズへの対応を進める。松井証券にとっても同行の店舗網やデジタルチャネルを活用した顧客接点の拡大につながる枠組みとなる。
■相互送客、運用商品の販売、IPO案件紹介で連携
業務提携の柱は、相互の顧客紹介、キャンペーンの実施、ゆうちょアセットマネジメントが組成する資産運用商品の松井証券での販売、同社が運営に関わるベンチャーキャピタルファンドの投資先に対するIPO引受証券会社としての松井証券の紹介である。具体的な実施方法は今後両社で協議する。
株式譲渡契約の締結日は11月4日、提携開始予定日は12月28日。ゆうちょ銀行は2026年度から2028年度の中期経営計画で金融商品・サービスの拡充と資産運用事業の成長を掲げており、今回の提携をその施策の一つに位置付ける。2027年3月期の業績への影響は現時点で軽微としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)