あすか製薬HD、甲状腺眼症治療薬の国内独占権取得へ、契約一時金約173億円

2026年11月5日 06:59

■中国Minghui社から新規皮下注射薬「MHB018A」を導入

 あすか製薬ホールディングス<4886>(東証プライム)は11月4日、子会社のあすか製薬が中国のMinghui Pharmaceutical(Hangzhou)社と甲状腺眼症治療薬「MHB018A」の導入に関するライセンス契約の締結を決議したと発表した。契約により日本での独占的な開発権と販売権を取得する。契約一時金は1億1000万米ドルで、10月26日の為替換算で約173億円。別途、開発進捗や販売額に応じたマイルストーン、売上高に応じたロイヤルティも設定する。

 甲状腺眼症は自己免疫性甲状腺疾患に関連して発症する希少疾患で、眼球突出や複視、まぶたの腫れ、眼痛などを生じ、重症化すると視力障害につながる場合がある。国内の治療選択肢は限られており、新たな治療法の開発が求められている。

 導入する「MHB018A」は、インスリン様成長因子1受容体(IGF-1R)を標的とするヒト化モノクローナル抗体の皮下注射製剤。疾患の病態形成に関わるシグナル伝達を阻害する仕組みで、Minghui社は中国およびグローバルで第Ⅲ相臨床試験を実施している。

 あすか製薬は日本での早期承認取得を目指す。あすか製薬HDは中期経営計画で甲状腺領域など重点領域の強化と開発品の拡充を進めており、今回の導入もその一環となる。2027年3月期の連結業績への影響は軽微としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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