アップル、2027年上期にiPad 3シリーズ刷新か―Airの有機EL化やProの冷却強化と報道

2026年11月3日 11:31

Appleが2027年上期にiPad Air、iPad Pro、標準モデルのiPadを更新する計画だと報じられた。MacRumorsが11月1日に紹介したBloombergのマーク・ガーマン氏のニュースレター「Power On」によると、Airには有機ELディスプレイ、Proにはベイパーチャンバーによる冷却機構の採用が見込まれる。

■2027年上期に主要3シリーズを更新か

Appleは2026年10月26日、有機ELディスプレイを初めて搭載した新型iPad miniを発表した。日本では10月29日に予約注文を開始しており、11月6日に発売する。

報道通りに残る3シリーズが2027年上期に更新されれば、2026年10月から1年に満たない期間で、iPadの主要4シリーズが一巡することになる。小型のminiから上位のProまで、幅広い価格帯や用途をカバーする製品群の更新となる。

Appleは過去にも春にiPadを発表している。2024年には5月にiPad ProとiPad Airを発表し、2026年には3月にM4搭載iPad Airを発表した。今回の報道が示す発売時期は2027年上期で、各モデルの具体的な発表日や販売条件は今後の焦点となる。

■iPad ProはM6と冷却機構の強化に注目

MacRumorsは、次期iPad ProのチップがM6になると予想している。Appleは2026年10月27日にM6搭載の14インチMacBook ProとiMacを発表しており、この予想通りなら、iPad Proも同じ世代のチップへ移行することになる。

ガーマン氏が採用を見込むベイパーチャンバーは、内部の液体の蒸発と凝縮を利用して熱を拡散する放熱部品だ。次期iPad Proでは、負荷の高い処理を長時間続ける際の性能維持に役立つと期待されている。チップの更新に加え、発生する熱を効率よく逃がす設計も注目点となる。

ディスプレイでは、iPad Proは2024年のM4搭載モデルからタンデムOLEDを採用している。Appleの説明によると、これは2層の有機ELパネルを使って高輝度を実現する設計で、2025年発売のM5搭載モデルにも引き継がれている。

■iPad Airは有機ELへの移行が焦点

ガーマン氏の報道で、次期iPad Airの大きな変更点とされるのが有機ELディスプレイだ。実現すれば、Airシリーズで初の採用となり、iPad Proと新型iPad miniに続いて有機ELを備えるシリーズが増える。

2026年11月時点の現行iPad Airは、2026年3月11日に日本で発売されたM4搭載モデルだ。11インチと13インチの2サイズを用意し、Liquid Retina液晶ディスプレイを採用している。有機ELへの移行は、チップの更新と並ぶ製品選びのポイントになりそうだ。

MacRumorsは次期AirへのM5搭載を予想している。また、AppleInsiderが紹介したBloombergの2026年7月の報道でも、次期Airは11インチと13インチの構成とされていた。現行モデルと同じ2サイズを維持しながら、処理性能と画面の両面を更新する可能性がある。

■標準モデルはA19でApple Intelligence対応か

標準モデルの後継機については、MacRumorsが「iPad 12」と呼ぶ端末の仕様を報じている。同媒体によると、AppleのコードからA19チップ、Wi-Fi 7対応のN1ネットワークチップ、セルラーモデル向けのC1Xモデムに関する情報が見つかったという。

A19は、2025年9月に発売されたiPhone 17にも採用されているチップだ。MacRumorsは、次期標準モデルがA19の搭載によってApple Intelligenceに対応すると伝えている。現在の標準モデルであるiPad(A16)から、利用できる機能が広がる可能性がある。

Appleが案内するiPadのApple Intelligence対応機種は、iPad miniのA17 Pro以降のモデルと、M1以降を搭載したiPadだ。標準モデルにも対応が広がれば、手頃な価格帯のiPadで文章の推敲や要約などを利用したいユーザーにとって、選択肢が増えることになる。

元記事: Apple’s iPad Is Set to Debut Three New Models Release in 2027, Says Report—What to Expect?

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