株式会社トリプルアイズ:2026年8月期通期決算説明会文字起こし(1)
2026年10月26日 09:11
*09:11JST 株式会社トリプルアイズ:2026年8月期通期決算説明会文字起こし(1)
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■2026年8月期連結決算を受けてのアナリストコメント
・2026年8月期の連結業績※1は、売上収益が前期比1.0%増の57.22億円、営業利益が1.70億円(前期は5.22億円の損失)※2、親会社の所有者に帰属する当期利益が1.00億円(前期は4.67億円の損失)となった。AIソリューション事業が通期を通じて業績を牽引した。同事業の売上収益は48.22億円、営業利益は1.59億円といずれも過去最高となった。「AIインテグレーション」における生成AI関連の開発需要増に伴うAIラボ契約・AI開発契約の拡大、プライム案件の受注拡大などが売上および利益拡大に寄与した。「エンジニアリング」においては、人員減が収束し案件増により請負工数が増加、期中は順調に業績が進捗した。同社メンバーのBEXへの出向・常駐による東海地区営業強化で製造業AI開発案件を受注、自動車設計AI業務効率化ソフトの開発も進展した。
GPUサーバー事業も特定代理店との協業拡大によりAI開発用途向けGPUサーバーの販売が進捗したことに加え、広告費などの調整で販管費が減少し、通期で黒字転換(0.1億円)を達成した。
※1. 同社は2026年8月期より国際財務報告基準(IFRS)を任意適用しており、前連結会計年度(2025年8月期)の財務数値についても、IFRSを適用して表示している。
※2. GPUサーバー事業の在庫評価損の特別損失(日本基準)319百万円が、IFRS適用に伴う表示組替により営業損失に含まれている。
・2027年8月期連結業績の会社予想は、現時点では開示を行わないとしている。連結子会社ゼロフィールドの全株式譲渡に向けた売却活動が進捗中であり、いずれの前提に基づく予想を開示した場合でも投資家の判断を誤らせる可能性があるためである。なお、株式譲渡の条件が確定し、合理的な業績予想の算定が可能となった時点で速やかに開示する意向である。
2027年8月期におけるAIソリューション事業の粗利益を積み上げる施策は、1.AIインテグレーションサブセグメントについては、契約単価の引き上げおよびプライム案件の受注拡大に取り組むとともに、AI案件への人員シフトを進める、2.AIプロダクトサブセグメントについては、パートナー戦略の再構築を進め、エッジ・セキュリティ領域への拡大を通じて、ARRの拡大を目指す、3.エンジニアリングサブセグメントについては、技術承継プロジェクトを進めるとともに、新卒・中途採用の強化により人員数の増加を図り、ボトムアップでの活動や東海地区での営業活動を強化する方針である。これらの施策により、足元の業績はさらなる伸長を見込む。
・株主還元については経営の重要課題であると認識しているが、現在は配当を実施していない。同社は成長過程にあると捉え、経営環境の変化に対応するために財務体質を強化し、事業拡大のための内部留保の充実などを図ることが株主に対する最大の利益還元につながるものと考えているためである。
■決算説明
トリプルアイズの片渕でございます。
本日はご多用の中、当社決算説明会にご参加いただき、誠にありがとうございます。それでは、2026年8月期通期決算説明を始めさせていただきます。
本題に入ります前に、決算の開示区分に関して1点前提をご説明申し上げます。適時開示にてお知らせしております通り、連結子会社であります株式会社ゼロフィールドの株式譲渡に向けた方針を決定しておりますが、本通期決算のタイミングにおきましては譲渡手続きが完了していないため、非継続事業への分類は行わず、GPUサーバー事業も含めた連結全体としての通期業績報告とさせていただきます。
本日は、前段にて通期の連結業績および主要事業の進捗をご報告し、後段にてゼロフィールド社の新体制を含めた直近の取り組みや、今後の成長展望についてお話しできればと思います。最後に質疑応答の時間を設けておりますので、ライブでご参加の皆様は、そのタイミングでご質問いただけますと幸いです。
まず皆様に最もお伝えしたい部分となりますが、当期は売上高、営業利益ともに通期で過去最高を更新いたしました。
当期よりIFRS(国際財務報告基準)を適用しておりますが、左側のグラフの売上高は57億2,200万円となり、右側のグラフの営業利益は1億7,000万円となり、第3四半期の際にもお伝えしておりましたが、前期の赤字からV字回復を遂げ、「利益体質への大きな改善」を確固たるものにいたしました。
これまで推進してまいりました、M&A戦略による売上規模の拡大フェーズから、しっかりと利益を創出するフェーズへの移行が、この通期の実績として明確に表れた結果であると認識しております。
売上の内訳を見ましても、グラフの紺色でお示ししている当社の主力事業である「AIインテグレーションおよびAIプロダクト」が、前期の29億500万円から32億6,200万円へと成長しており、これが全社の業績拡大を牽引する最大の要因となっております。
こちらのページの表は、過去2年間における、四半期ごとの連結売上高および利益の推移を示したものです。
全体感といたしましては、売上・利益ともに堅調に成長を続けております。長年の課題であった利益水準につきましては、前期、前々期と比較して大幅に改善しており、これまでのM&A戦略で売上規模を拡大させるフェーズから、しっかりと利益を創出するフェーズへと着実に推移していることが見て取れます。
そして経営課題でありました「季節的な要因による下半期の業績の落ち込み」に関しましても、売上拡大・利益改善ともに成果が見られました。
主な要因としては「AIインテグレーション+AIプロダクト」が継続的に伸びているのと、GPUサーバ事業の販売活動が促進したことによるものです。
特に特定代理店との協業拡大によりAI開発用途向けGPUサーバーの販売が進捗し、4Q会計期間で営業利益39百万円を計上、通期でも10百万円の黒字に転換したことが大きな要因となっております。
要因は次ページ以降で説明致します。
株式会社トリプルアイズ:2026年8月期通期決算説明会文字起こし(2)に続く《MY》