さくらインターネット、東大松尾研開発の医療特化型LLMを「さくらのAI Engine」で提供開始
2026年9月25日 07:22
■日本語医学知識や診療ガイドラインを追加学習、研究機関・企業・開発者がAPI利用可能に
さくらインターネット<3778>(東証プライム)は9月24日、東京大学大学院工学系研究科の松尾・岩澤研究室が中心となって開発した医療特化型大規模言語モデル「Weblab-MedLLM-gpt-oss-120b」を、生成AI向け推論API基盤「さくらのAI Engine」から提供開始した。
同モデルは、内閣府「研究開発とSociety5.0との橋渡しプログラム(BRIDGE)」のもとで実施されたNEDO事業の成果として開発。オープンウェイトモデル「gpt-oss-120b」をベースに、日本語の医学知識や診療ガイドライン、医学論文などを追加学習し、日本の医療環境に適した応答性能を備える。
■安全性評価も実施、医療分野の研究開発を支援
日本語の医学論文、医学書籍、診療ガイドライン、試験問題などを活用した追加学習に加え、安全性評価や攻撃耐性の検証も実施した。研究機関や企業、開発者はAPI経由で利用でき、医療データ活用、医療関連アプリケーションの研究開発、業務支援システムの検証などに活用できる。
価格は1万トークン当たり税込みで入力0.9円、出力4.5円。同モデルは研究開発成果としての提供で、診断や治療方針の決定、健康への助言など医療行為への直接適用は推奨していない。具体的な医療用途の製品開発では、医療機器プログラムとして薬機法の規制対象となる可能性がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)