「ステューピッド・ネバー・ダイズ」無料体験版配信、冒頭約2時間のデータを製品版へ引き継ぎ

2026年9月7日 20:15

セガは、GPTRACK50が開発するアクションRPG「ステューピッド・ネバー・ダイズ(Stupid Never Dies)」の無料体験版「ステューピッド・ネバー・ダイズ:ファーストバイトデモ」を、PlayStation 5とPC(Steam)向けに配信した。製品版の冒頭から約2時間をプレイでき、セーブデータは同じプラットフォームの製品版へ引き継げる。

日本での製品版発売日は2026年10月22日を予定している。体験版では、挑戦を重ねるほど成長速度が上がる「爆速成長」のゲームサイクルに加え、敵の能力を奪う「スタイルイート」や、身体を改造する「ボディハック」などの主要システムを発売前に試せる。

■冒頭約2時間を製品版へ引き継ぎ

「ファーストバイトデモ」では、ゲーム序盤の物語と世界観に加え、殴る、蹴る、パリィといった基本アクションや、敵にかみつく「バイト」を体験できる。拠点となるショッピングモールの探索や、そこに集まるキャラクターとの交流も収録している。

さらに、敵の能力を喰らって奪う「スタイルイート」、身体にギアを装着して戦い方を変える「ボディハック」、主人公の秘めた力を解放する「デイビィバースト」といった、本作を特徴づけるシステムも利用できる。

体験版で作成したセーブデータは製品版へ引き継ぐことが可能だ。製品版の購入後に最初からやり直す必要がなく、体験版で進めたところから続きを遊べる。

本作は、大阪を拠点とするGPTRACK50の第1作となる。同社は小林裕幸が代表を務めるゲーム開発会社で、2022年10月に設立された。セガはGPTRACK50と共同パブリッシング契約を結び、全世界に向けて本作を販売する。

■最弱ゾンビのデイビィがジュリアを救う

舞台は、大戦によって人類が絶滅の危機に陥り、モンスターが支配する荒廃した世界だ。主人公のデイビィは、モンスターからも人間からもばかにされてきた、モンスター社会の最底辺に位置するゾンビである。

デイビィはショッピングモールの冷凍庫で、大戦時に命を落とした女子大生のジュリアを発見し、一目ぼれする。ジュリアを生き返らせるため、ダンジョンの最深部にいるKOM(キング・オブ・モンスターズ)を倒し、KOMに奪われた「人類の全知」を取り戻すことを目指す。

これまでけんかさえしたことのない臆病なデイビィは、ジュリアへの思いを原動力として、仲間たちが待つショッピングモールのトイレから危険なダンジョンへ向かう。

弱く不器用なゾンビが、凍りついた女性への恋をきっかけに強大なモンスターへ挑む奇抜な物語を、鮮やかな色彩やデフォルメされたキャラクター、グラフィティ風の演出を交えたポップパンク調の世界観で描く。

■挑戦するほど成長が速くなる「爆速成長」

本作のダンジョンには滞在可能時間が設けられている。探索は毎回レベル1から始まるが、これまでに倒した敵の数に応じて成長速度が累積するため、挑戦を重ねるほど短時間でレベルを上げられるようになる。

初めは到達できなかった深い階層にも、成長速度を高めたうえで再挑戦できる。レベルそのものではなく、レベルが上がる速さを蓄積していく仕組みが、本作の掲げる「爆速成長アクションRPG」の中核となる。

探索で手に入れたアイテムはショッピングモールへ持ち帰り、次の挑戦に向けた準備や強化に利用できる。限られた時間の中で敵を倒して成長するか、先を急いで深い階層へ進むかという判断も攻略の要素となる。

戦闘では、敵への連続攻撃やバイトによる回復など、積極的に攻める行動が重視される。敵へ接近して攻撃を続けることが、成長と生存の両方につながる構造だ。

■敵を喰らう「スタイルイート」

「スタイルイート」は、エリートモンスターのコアを喰らい、その能力を奪うシステムだ。能力を取り込むとデイビィの姿とアクションが変化し、それぞれ異なる特徴を持つスタイルで戦える。

基本となるゾンビスタイルに加え、狼男、ハーピー、ゴーレム、ヴァンパイア、ウィルオーウィスプ、サイクロプス、スノーフェアリー、マーフォーク、リッチ、デーモンの計11種類が用意される。

狼男は素早い動き、ハーピーは飛行と遠距離攻撃、ゴーレムは高い耐久力と怪力を特徴とする。マーフォークは地面へ潜り、リッチはスケルトンを従え、デーモンは鞭と重力を操るなど、スタイルによって戦い方が大きく変化する。

デイビィは基本のゾンビスタイルとは別に、獲得したスタイルを2種類まで同時に保持し、戦闘中に切り替えられる。各モンスターには複数のスキルが設定され、獲得時にはその中から一つが選ばれるため、同じスタイルでも挑戦ごとに異なる能力を得る場合がある。

■身体を改造する「ボディハック」

「ボディハック」では、デイビィの左腕、右腕、頭、脚に、オーバーテクノロジーを利用したギアを装着できる。装備によって能力値が上昇するほか、アクティブスキルやパッシブスキルも利用可能になる。

腕にミサイルポッドを装着して遠距離攻撃へ対応するか、近距離武器で大きな一撃を狙うかなど、プレイヤーが装備構成を組み立てられる。ボディハックの装備はスタイルを変更している間も機能するため、スタイルイートとの組み合わせが戦術の幅を広げる。

一回ごとの探索で変化するスタイルと、拠点で準備するボディハックを組み合わせることで、そのときに得た能力や攻略対象に応じた戦い方を構築していく。

■妄想で世界を塗り替える「デイビィバースト」

攻撃を繰り返して一定の条件を満たすと、特殊能力「デイビィバースト」を発動できる。発動中はデイビィの能力が大幅に向上し、現実世界のビジュアルをデイビィの妄想が塗り潰すような演出が展開される。

主人公の内面を画面全体の変化として表現し、本作のポップでパンクな美術と戦闘システムを結びつける能力となっている。体験版では、このデイビィバーストを含む主要なゲームサイクルを試すことができる。

■KOMに忠誠を誓う「四公爵」

サードトレーラーでは、KOMに仕える「四公爵」が公開された。それぞれが異なる能力と戦闘スタイルを持ち、KOMを目指すデイビィの前に強敵として立ちはだかる。

スルトは、極限の戦いを何よりも好む戦士だ。かつてKOMに敗れ、その圧倒的な強さに心酔して忠誠を誓った。「強い者こそ正義」という価値観を持ち、ゾンビを「半端者」として嫌悪している。人間との戦争では、一人で数万の軍勢に匹敵する戦果を挙げたという設定だ。

「串刺し公」の異名を持つドラグルは、四公爵最古参のモンスターである。一族の悲願である「陽の光の下で生きること」を条件にKOMへ忠誠を誓った。ほぼ不死身の肉体を持ちながら、自らを死へ導く存在を探し続けており、モンスター界では伝説的な存在として熱狂的なファンを抱えている。

滝夜叉姫は、KOMに狂信的な忠誠を誓う、呪いを操る公爵だ。かつて父親に呪いをかけられ、傀儡として支配されていたが、その父を討ったKOMに心酔した。現在も残る自身の呪いを、いつかKOMが解き放ってくれると信じている。

ヴォルフガングは、冷徹無比な狼族の長である。かつて犬族との争いで相手の一族を壊滅へ追い込んだ実力者で、KOMと対峙した際にその強さを本能的に悟り、忠誠を誓った。誇り高い戦士である一方、縄張り意識が強く、会議中に無意識でマーキングしてしまう一面もある。

■日本では10月22日に発売

「ステューピッド・ネバー・ダイズ」は、PlayStation 5とPC(Steam)向けに2026年10月22日に発売予定だ。プレイ人数は1人で、日本国内のレーティングはCERO Cとなる。

希望小売価格は通常版が税別6990円、税込7689円。「ステューピッド・ネバー・ダイズ:ゴージャスバカエディション」は税別7990円、税込8789円で、デジタル版のゲーム本編とDLC「チクタクベア:妄想演出パック」を収録する。

PC(Steam)版とゴージャスバカエディションはデジタル版のみ販売される。DLC「チクタクベア:妄想演出パック」は単体でも税別1500円、税込1650円で販売する予定だ。

同DLCには、デイビィが腰に付ける5種類の「チクタクベア」を収録する。見た目だけでなく、戦闘中の効果音や演出、ホームや戦闘時のBGMなどが種類に応じて変化する。

PlayStation Storeでゴージャスバカエディションを予約購入すると、最大48時間のアーリーアクセス権とアバターセット全11種が付属する。通常版の予約購入者にもアバターセット全11種を提供する。Steamでは、ゴージャスバカエディションの予約購入者に最大48時間のアドバンスアクセス権が付属する。

アーリーアクセスとアドバンスアクセスは、日本時間の2026年10月20日午前7時から開始する予定だ。特典内容や実施期間は変更される場合がある。

小林裕幸はカプコン在籍時に「デビル メイ クライ」「ドラゴンズドグマ」「バイオハザード」などのシリーズに携わった。GPTRACK50にも、これらの作品を含む複数のタイトルで開発経験を持つスタッフが所属している。

新スタジオの第1作となる本作では、敵を喰らって能力を奪う変身、身体改造による装備構築、挑戦を重ねるほど加速する成長を組み合わせた。無料の「ファーストバイトデモ」では、こうしたゲームサイクルを冒頭から約2時間にわたって試し、進行状況を製品版へ引き継げる。

元記事: Stupid Never Dies Demo Is Live on PS5 and Steam, Save Progress Carries Over

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