macOS 27「Golden Gate」は9月中旬配信か、新型Macの9月22日発売から浮かぶ日程

2026年8月28日 16:26

Appleは次期Mac向けOS「macOS 27 Golden Gate」の一般公開日を正式に発表しておらず、日本語公式サイトでは「今年の秋に公開予定」と案内している。一方、9月22日に発売される新型Mac miniとMac Studioには同OSが搭載されると報じられており、一般公開は遅くとも発売直前、過去の傾向から9月14日の週になる可能性がある。

新型Macは日本でも予約注文を受け付けており、M6搭載Mac miniは14万9,800円、M5 Max搭載Mac Studioは41万9,800円からとなる。macOS 27はAppleシリコン搭載Macなどを対象とするが、主要機能のSiri AIは年内にまず英語で提供される予定で、日本語での提供時期は明らかになっていない。

■新型Macの発売日から浮かぶ公開時期

Appleは8月25日、M6またはM5 Proを搭載する新型Mac miniと、M5 MaxまたはM5 Ultraを搭載する新型Mac Studioを発表した。日本では同日から予約注文を開始し、いずれも9月22日に販売を開始する。

Appleの製品資料は、新型MacがmacOS 27と次世代のApple Intelligence、Siri AIを組み合わせて利用できることを説明している。ただし、macOS 27の一般公開日そのものは発表しておらず、公式な案内は「今年の秋に公開予定」にとどまる。

Daring Fireballのジョン・グルーバー氏は、Appleから受けた新製品の説明を踏まえ、新型MacにはmacOS 27 Golden Gateが搭載される予定だと伝えた。MacRumorsも、Appleの製品ページや米連邦通信委員会関連の文書などから、新型MacにはGolden Gateがプリインストールされる可能性が高いと報じている。

この情報を前提にすれば、macOS 27は新型Macの発売前に一般公開される可能性が高い。MacRumorsは9月21日までの公開を想定し、過去のmacOSの公開時期を踏まえると、9月14日の週が有力候補になるとみている。現段階では、Appleによる正式な日付の発表を待つ必要がある。

■日本価格はMac miniが14万9,800円から

M6搭載Mac miniの日本価格は14万9,800円からで、M5 Pro搭載モデルは29万9,800円からとなる。米国ではそれぞれ899ドル、1,699ドルからだ。

Mac StudioはM5 Max搭載モデルが41万9,800円から、M5 Ultra搭載モデルが94万9,800円からとなる。最大512GBのユニファイドメモリを搭載するMac Studioについては、10月下旬に提供を開始する予定だ。

M6搭載Mac miniの価格は、2024年に登場したM4搭載モデルの当初価格である9万4,800円から大きく上昇している。ただし、その後にも価格改定が行われているため、今回の世代交代だけで一度に5万5,000円値上げされたわけではない。直前のM4搭載モデルの価格と比べると1万5,000円の上昇となる。

M5 Max搭載Mac Studioの開始価格は、直前のM4 Max搭載モデルと同じ41万9,800円に据え置かれた。M5 Ultra搭載モデルは、M3 Ultra搭載モデルの直前価格から5万円上昇している。購入時には米国価格の単純な円換算ではなく、日本の税込価格を基準に比較する必要がある。

■macOS 27で刷新されるSiriとApple Intelligence

macOS 27 Golden Gateでは、Apple Intelligenceを基盤とする会話型アシスタント「Siri AI」が導入される。SpotlightからSiriに質問できるほか、過去の写真やメール、メモを探したり、メッセージ、ミュージック、リマインダーなどの対応アプリで操作を実行したりできる。

Siriとの会話をまとめる専用アプリも追加され、Macで始めた会話をiPhoneで再開できる。文章の下書きや、作成した文章へのフィードバックにも対応し、メッセージアプリとメールアプリでは利用者の文体やトーンに合わせた文章作成を支援する。

ビジュアルインテリジェンスは、Macの画面に表示された画像やPDFなどについてSiri AIに質問し、検索や操作につなげる機能だ。写真アプリでは構図の変更や写る範囲の拡張、不要な対象を消す編集機能が強化される。Safariのタブ整理やページ更新の通知、ショートカットの自動作成などにもApple Intelligenceが組み込まれる。

デザイン面では、macOS Tahoeで導入されたLiquid Glassを改良する。コントラストや光の屈折表現を調整して読みやすさを高めるほか、ツールバーやサイドバー、ウインドウ形状を見直し、透明度や色の濃さを変更できるスライダーも追加する。

Appleの日本語公式サイトによると、Siri AIは年内に英語で利用できるようになる予定だ。macOS 27の配信と同時に日本語版Siri AIの全機能が利用できるとは限らず、日本語への対応時期は発表されていない。

■macOS 27はAppleシリコン搭載Macが中心

macOS 27は、Appleシリコンを搭載した2020年以降のMacBook AirとMacBook Pro、2021年以降のiMac、2020年以降のMac mini、2022年以降のMac Studio、2023年以降のMac Proなどに対応する。A18 Proを搭載するMacBook Neoも対象となる。

Intelプロセッサを搭載するMacは対応機種に含まれていない。macOS TahoeがIntel搭載Macに対応した最後のメジャーバージョンとなり、Golden GateではApple独自設計のチップを搭載するMacへの移行が完了する。

macOS 27は6月から開発者向けベータテストが行われている。8月24日には開発者向けベータ7が公開され、一般ユーザー向けには8月17日からパブリックベータ4が提供されている。業務で利用するアプリや周辺機器を管理する開発者とIT管理者にとっては、正式公開に向けた互換性確認が重要になる。

■M6はApple初の2ナノメートルチップ

M6はApple初の2ナノメートルプロセスを採用したチップで、12コアCPU、12コアGPU、2基の16コアNeural Engineを搭載する。ユニファイドメモリ帯域幅は最大170GB/sで、GPUの各コアにはAI演算を高速化するNeural Acceleratorが組み込まれている。

Appleによると、M6搭載Mac miniはM4搭載モデルと比べ、AIパフォーマンスが最大4倍、グラフィックスとストレージが最大2倍、CPUパフォーマンスが最大40%高速になる。これらはAppleが特定の構成やアプリ、テスト条件で測定した性能値であり、実際の向上幅は利用する処理や構成によって異なる。

M6搭載Mac miniは16GBのユニファイドメモリを標準搭載し、最大32GBまで選択できる。接続機能はWi-Fi 7、Bluetooth 6、2.5Gb Ethernetに対応し、10Gb Ethernetもオプションで用意する。背面の3基の高速ポートはThunderbolt 4で、Thunderbolt 5を必要とする場合はM5 Pro搭載Mac miniを選ぶことになる。

■M5 Ultraは最大512GBメモリに対応

Mac Studioに搭載されるM5 Ultraは、Mシリーズのシステムオンチップとして初めてクアッドダイ構成を採用する。最大36コアCPUと最大80コアGPU、最大512GBのユニファイドメモリを搭載でき、メモリ帯域幅は1.2TB/sに達する。

M5 UltraのGPUは各コアにNeural Acceleratorを備える。Appleによると、M5 Ultra搭載Mac StudioのAI演算性能はM3 Ultra搭載モデルの最大4.3倍となる。大容量のユニファイドメモリを生かし、モデルの規模や形式が対応範囲に収まれば、大規模言語モデルをクラウドに送らずMac上で実行できる。

Mac StudioはThunderbolt 5とRDMAに対応し、複数台を接続してAI推論用のクラスタを構成できる。Appleは4台構成について、1台の場合と比べて分散型AI推論が最大3倍高速になるとしている。ストレージにはPCIe Gen 6を基盤とする新しいSSDアーキテクチャを採用し、同社の比較条件では前世代の最大2倍の性能をうたう。

■既存ユーザーは正式発表と対応機種を確認

対応するMacをすでに所有している場合、macOS 27を利用するためだけに新型Macを購入する必要はない。Appleが正式版を公開した後、対応機種ではソフトウェアアップデートとして導入できる見通しだ。

一方、新型Mac miniまたはMac Studioの購入を検討している場合は、9月22日の発売日、日本価格、必要なメモリ容量や接続規格を基準に判断するとよい。特にMac miniは、M6モデルがThunderbolt 4、M5 ProモデルがThunderbolt 5となるため、チップの世代名だけでなく用途に合う構成を確認する必要がある。

macOS 27の一般公開日について、Appleが確認しているのは「今年の秋」までだ。新型Macへのプリインストール情報から9月中旬の公開が有力視されているものの、正確な日付は今後の正式発表で確定する。

■注目ポイントQ&A

●macOS 27 Golden Gateはいつ公開されますか?

Appleは「今年の秋に公開予定」と案内しており、具体的な日付は発表していません。新型Mac miniとMac Studioが9月22日に発売され、Golden Gateを搭載すると報じられていることから、9月14日の週が有力候補とみられています。

●Siri AIは日本語でもすぐに利用できますか?

AppleはSiri AIを年内に英語で提供する予定と案内しています。日本語での提供時期は明らかになっていないため、macOS 27の公開直後から日本語ですべての機能を利用できるとは限りません。

●新型Mac miniの日本価格はいくらですか?

M6搭載モデルは14万9,800円から、M5 Pro搭載モデルは29万9,800円からです。いずれも8月25日から予約注文を受け付け、9月22日に発売されます。

●macOS 27を使うために新しいMacを買う必要がありますか?

対応するMacを所有している場合、OSの利用だけを目的に買い替える必要はありません。Appleシリコン搭載Macなどが対応機種となりますが、Intel搭載Macは対象外です。

●M6搭載Mac miniはThunderbolt 5に対応していますか?

M6搭載モデルはThunderbolt 4に対応します。Thunderbolt 5を利用する場合はM5 Pro搭載Mac mini、またはThunderbolt 5を備えるMac Studioが選択肢になります。

元記事: macOS Golden Gate Release Pinned to Mid-September by Mac Mini M6 Ship Date

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