Apple、9月10日未明に新製品イベント 折りたたみiPhoneとiPhone 18 Pro発表か

2026年8月27日 16:36

Appleは8月26日、特別イベントを米太平洋時間9月9日午前10時、日本時間9月10日午前2時から開催すると案内した。Appleの日本向け公式サイトでは「おはよう世界。」を掲げ、同社ウェブサイトとApple TVアプリで配信するとしている。

今回のイベントは、9月1日付でCEOに就任するジョン・ターナス氏にとって、就任後初の大規模な製品発表の場となる。発表内容は明らかにされていないが、iPhone 18 Proシリーズに加え、Apple初の折りたたみiPhoneや新型Apple Watchなどが登場すると報じられている。

■ターナス新CEOの就任後初となるAppleイベント

Appleは、米カリフォルニア州クパティーノのApple Parkにあるスティーブ・ジョブズ・シアターでイベントを開く。日本では9月10日午前2時からオンラインで視聴できる。

Appleは2026年4月、ティム・クック氏がエグゼクティブ・チェアマンに就任し、ハードウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントだったターナス氏が9月1日付でCEOに就くと発表した。ターナス氏は同日付で取締役にも加わる。

ターナス氏はペンシルベニア大学で機械工学を学び、2001年にAppleへ入社した。これまでiPhone、iPad、Mac、Apple Watch、AirPods、Apple Vision Proなどのハードウェア開発を率いてきた。Appleシリコンへの移行も、同氏が担当したハードウェアエンジニアリング部門の主要な取り組みの一つである。

クック氏はCEO退任後もAppleに残り、エグゼクティブ・チェアマンとして世界各国の政策立案者との関係を含む一部業務を支援する。Appleのトップ交代は、クック氏がスティーブ・ジョブズ氏の後任としてCEOに就いた2011年以来となる。

■折りたたみiPhoneが最大の注目製品に

イベントで最も注目されているのが、Apple初の折りたたみiPhoneだ。正式名称は公表されていないが、Bloombergのマーク・ガーマン記者によると、Apple社内では「iPhone Ultra」と呼ばれているという。ただし、これが最終的な製品名になるかは分かっていない。

報道では、本体を閉じた状態で約5.5インチ、開くと約7.8インチになるブック型の端末が想定されている。内側の画面は4:3に近い比率とされ、動画視聴だけでなく、複数の情報を同時に表示する用途にも適した構成になる可能性がある。

背面カメラはメインと超広角の2眼構成となり、望遠カメラを搭載しないとの見方が出ている。生体認証にはFace IDではなく、側面ボタンに組み込んだTouch IDを採用すると報じられている。これらの仕様は、展開時の薄さを約4.5ミリメートルに抑える設計と関係しているとみられる。

価格は2,000ドル以上になる可能性が報じられている。2,000ドルを1ドル159円で換算すると約31万8,000円だが、日本での販売価格、発売日、販売地域はAppleの正式発表を待つ必要がある。発売当初は供給が限られるとの観測も出ている。

■iPhone 18 Proは2nm世代のチップを採用か

折りたたみモデルとともに、iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxの発表が見込まれている。外観を全面的に変更するのではなく、プロセッサやカメラ、前面ディスプレイ周辺の改良が中心になるとの報道が多い。

両モデルには、TSMCの2ナノメートル級プロセスで製造する次世代チップ「A20 Pro」が採用されるとみられている。Appleは名称や仕様を発表していないが、TSMCのN2プロセスは、従来のFinFETからゲート・オール・アラウンド型のナノシートトランジスタへ移行する世代に当たる。

TSMCはN2について、同社のN3Eと比べて同じ消費電力なら10~15%の性能向上、同じ性能なら25~30%の消費電力削減を見込んでいる。これは製造プロセス自体の目標値であり、実際のiPhoneにおける性能やバッテリー駆動時間は、Appleのチップ設計や端末全体の構成によって決まる。

A20世代では、プロセッサとメモリを一つのパッケージ内でより緊密に接続するWMCMと呼ばれる技術の採用も報じられている。実際のメモリ容量、処理性能、対応するAI機能は正式発表されていない。

■可変絞りカメラや小型化したDynamic Islandの観測

iPhone 18 Proシリーズでは、メインカメラへの可変絞り機構の採用が有力視されている。可変絞りは、レンズを通る光の量を機械的に調整する仕組みで、明るさや被写界深度、動画撮影時のシャッタースピードを制御する選択肢を広げられる。

具体的な絞り値や調整方式はAppleから発表されていない。連続的に絞りを変えられるとの情報もあるが、対応範囲や撮影モードを含め、詳細はイベントでの説明を待つ必要がある。

前面では、カメラやセンサーを配置するDynamic Islandが小型化されるとの見方が出ている。フロントカメラや望遠カメラの改良、新色の追加も報じられているが、色名や画素数を含む細かな仕様は未確認情報である。

価格についても値上げの観測がある。先端プロセスの製造費やメモリ価格などが要因として挙げられているものの、Appleは米国価格、日本価格のいずれも明らかにしていない。特定の部品価格と製品価格を直接結び付けることは、正式発表前の段階では難しい。

■標準モデルは2027年春に分けて発表との報道

2026年秋のイベントでは、iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、折りたたみiPhoneを先行して発表し、標準モデルのiPhone 18や廉価モデルを2027年春に分けるとの報道がある。

この発売方式が実施されれば、秋の新製品は上位モデルを中心とした構成になる。ただし、標準モデルの発売時期や名称、価格、メモリ容量はAppleが公式に発表していない。「延期」ではなく、当初から製品群を二つの時期に分ける販売戦略である可能性もある。

端末のメモリ容量によって一部のAI機能に差が設けられるとの情報もあるが、12GBを必須とする具体的な機能区分は公式には示されていない。購入判断では、発表後に公開される対応機能や技術仕様を機種別に確認する必要がある。

■Apple WatchとAirPodsも更新の可能性

イベントでは、Apple Watch Series 12とApple Watch Ultra 4も発表されると報じられている。大幅な外観変更より、処理性能や健康・フィットネス機能の改良が中心になるとの見方がある。

現行のApple Watch Series 11とApple Watch Ultra 3はS10チップを搭載している。次期モデルでは新しいチップによる処理性能の向上が予想されるが、チップの名称や具体的な性能は明らかになっていない。血圧関連機能などの拡張も取り沙汰されているものの、対応地域や利用条件を含む正式情報はない。

新型AirPodsが登場する可能性も報じられている。一方、カメラを組み込んだAirPodsは今回のイベントでは発売されず、開発が続いているとの報道がある。

Appleのスマートホーム端末が披露されるとの観測もあるが、9月のイベントで発表されるかは不明だ。Appleがイベントの予告で確定しているのは開催日時と配信方法であり、個々の製品は正式発表まで未確定となる。

■新CEOの下で製品戦略がどう示されるか

ターナス氏は、Appleの主要製品を支えてきたハードウェア部門の責任者だった。CEO就任直後のイベントでは、新製品そのものに加え、同氏がAppleの技術や製品開発をどのように説明するかにも注目が集まる。

Appleは2026会計年度第3四半期に、前年同期比16%増となる1,094億ドルの売上高を計上し、6月期として過去最高を更新した。業績が拡大する中で行われる経営移行であり、クック氏がエグゼクティブ・チェアマンとして残ることから、当面は継続性を重視した運営が予想される。

折りたたみiPhoneが実際に発表されれば、既存のiPhoneとは異なる画面サイズと利用形態を持つ新たな選択肢になる。価格、耐久性、カメラ構成、日本での発売時期など、購入判断に必要な情報は9月10日未明の発表で明らかになる見通しだ。

■注目ポイントQ&A

●Appleのイベントは日本時間のいつ始まりますか?

日本時間2026年9月10日午前2時に始まります。Appleの日本向けウェブサイトとApple TVアプリで視聴できます。

●発表が予想されている主な製品は何ですか?

iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、Apple初の折りたたみiPhone、Apple Watch Series 12、Apple Watch Ultra 4、新型AirPodsなどが報じられています。ただし、Appleは発表製品を事前に公表していません。

●折りたたみiPhoneの正式名称は「iPhone Ultra」ですか?

正式名称は発表されていません。Apple社内で「iPhone Ultra」と呼ばれているとの報道はありますが、販売時の名称になるかは不明です。

●折りたたみiPhoneの価格はいくらですか?

2,000ドル以上になる可能性が報じられています。2,000ドルは1ドル159円換算で約31万8,000円ですが、日本での価格は発表されていません。

●標準モデルのiPhone 18も発表されますか?

標準モデルのiPhone 18などは2027年春に分けて発表されるとの報道があり、9月のイベントには登場しない可能性があります。Appleから正式な発売計画は公表されていません。

●ジョン・ターナス氏はいつCEOに就任しますか?

2026年9月1日付でCEOに就任します。ティム・クック氏は同日付でエグゼクティブ・チェアマンに移ります。

元記事: Apple Confirms September 9 Event: Ternus Era Begins With Foldable iPhone Debut

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