Galaxy S27 Ultraの新デザインが流出か、長方形カメラ台座と3眼構成を示すCAD画像
2026年8月25日 20:10
サムスンの次期最上位スマートフォン「Galaxy S27 Ultra」とされるCAD画像が複数のリーカーから公開された。画像には、背面上部に大きな長方形のカメラ台座を配置した、現行モデルとは異なるデザインが描かれている。ただし、画像が製品版の設計を正確に反映しているかを含め、サムスンはGalaxy S27シリーズについて正式発表していない。
■複数のリーカーが長方形のカメラ台座を示す
2026年8月23日、サムスン製品の未発表情報を扱うIce Universeが、Galaxy S27 UltraのものとするCAD画像をXで公開した。同氏は、設計を変更するにはすでに遅い段階にあり、デザインに厳しい反応が寄せられる可能性があるとの見方を示した。
画像には、背面上部に横長の長方形台座を設け、その中に3基のカメラとLEDフラッシュを配置した端末が描かれている。2基のカメラは個別の円形部分に収まり、もう1基とフラッシュは縦長の部分にまとめられている。
同日にはSonny Dicksonも、同様の外観を示すCAD画像を公開した。Max Jamborも、このデザインに関連する画像を共有している。複数の情報提供者が近い形状を示したことで共通の設計資料が存在する可能性は高まったが、それぞれが独立した情報源から入手したかどうかは確認できない。
Ice Universeは、縦長部分に配置されたカメラが5倍望遠になるとの見方も示している。一方、別の情報提供者からは、公開されたCAD画像がGalaxy S27 Ultraではなく別モデルの設計ではないかとの異論も出ている。
■以前のリークとは異なるデザイン
今回の画像は、それ以前に伝えられていた横長のカメラバー型デザインとは一致しない。GSMArenaも、過去のリークとは異なる背面形状であることを理由に、情報を慎重に扱う必要があると指摘している。
Ice Universeが示した「変更には遅すぎる」との説明も、サムスンによる量産開始や設計確定の発表ではない。画像が設計候補の一つなのか、試作段階のものなのか、発売予定製品に近いものなのかは明らかになっていない。
したがって、現時点で確認できるのは、複数のリーカーが長方形のカメラ台座を備えた類似画像を公開したことまでである。Galaxy S27 Ultraの最終デザインが確定したと判断できる公式情報はない。
■3眼カメラ構成を継続する可能性
流出した画像には3基の背面カメラが描かれている。サムスンの日本向け公式情報によると、現行のGalaxy S26 Ultraも、約2億画素の広角、約5,000万画素の超広角、約5,000万画素の望遠からなる3眼構成を採用している。
このため、Galaxy S27 Ultraが4眼から3眼へ変更され、3倍望遠カメラを新たに廃止するという説明は、現行モデルの公式仕様とは整合しない。今回の画像から読み取れるのは、カメラの数を減らすことよりも、3基の配置と台座の形状を変更する可能性である。
Ice Universeは、Galaxy S27 Ultraの望遠カメラについて、5倍の50MPセンサーが搭載されるとの情報を発信している。ただし、画素数、光学倍率、センサーの種類を含むカメラ仕様は未発表であり、製品版の構成として確定したものではない。
Galaxy S27 Ultraが中距離の撮影をどのように処理するかも分かっていない。高画素のメインカメラからの切り出しや複数の画像を組み合わせる処理が使われる可能性はあるものの、画質や撮影機能は実機と正式仕様が公開されるまで評価できない。
■Qi2対応を思わせる円形表示
一部のCAD画像では、背面中央付近に円形の表示が描かれている。これは、磁石を利用して充電器との位置を合わせるQi2のMagnetic Power Profileに関連する部品配置を表したものと解釈されている。
Qi2はWireless Power Consortiumが策定したワイヤレス充電規格で、Appleが提供したMagSafe技術を基礎とするMagnetic Power Profileを含む。磁気的に送電側と受電側の位置を合わせることで、充電時の位置ずれを抑える仕組みだ。
もっとも、CAD画像上の円が実際にQi2用磁石を示すかは確認されていない。また、Qi2対応のためにカメラ台座を変更したという因果関係も、サムスンや設計担当者から説明されたものではない。
カメラ部品とワイヤレス充電用コイルは、いずれも端末内部で一定の面積や厚みを必要とする。今回のレイアウトは、それらを配置する際の設計上の選択肢を考える手掛かりにはなるが、外観だけから採用理由を一つに特定することはできない。
■バッテリー容量の情報も未確認
Galaxy S27 Ultraについては、定格容量5,534mAh、公称容量約5,700mAhのシリコンカーボン負極バッテリーを搭載するとの情報も報じられている。ただし、この容量や電池材料はサムスンから発表されていない。
シリコンを利用した負極は、一般に黒鉛を中心とする負極より高い容量を実現できる可能性があり、同じような内部容積でバッテリー容量を増やすための技術として利用されている。サムスンは2026年に発表したGalaxy Z Fold8シリーズとGalaxy Z Flip8で、シリコンカーボン負極を採用したことを報道関係者向け説明で明らかにしている。
一方、欧州向けに公開された情報では、これらの折りたたみ端末のバッテリーは、容量が80%になるまでの充放電回数が約1,200回とされている。前世代の一部モデルより少ないが、この数値を未発表のGalaxy S27 Ultraにそのまま当てはめることはできない。
カメラ構成の変更によってバッテリー用の空間が生まれたとの説明も確認されていない。カメラ台座、Qi2対応、バッテリー容量を一連の設計変更として結び付けるには、公式な分解情報や設計資料が必要になる。
■Galaxy S27 Proとされる別モデル
Sonny Dicksonが公開した画像には、大きさの異なる2台の端末が含まれていた。当初はGalaxy S27 Ultraのサイズ違いとも説明されたが、その後、Ice Universeは一方がGalaxy S27 Ultra、もう一方がGalaxy S27 Proであるとの見方を示した。
この情報によれば、Galaxy S27 ProはUltraより小型で、Sペンを搭載しないモデルになるという。ただし、Galaxy S27 Proという製品名、画面サイズ、カメラ、バッテリー、Sペンへの対応状況は、いずれもサムスンによって正式発表されていない。
Galaxy S27シリーズが標準モデル、Plus、Pro、Ultraの4モデル構成になるとの報道もあるが、公開されたデータベース情報やリーカーの説明だけで、市販製品の名称や発売を確定することはできない。開発中の識別情報が存在しても、企画変更や名称変更が行われる可能性があるためだ。
■正式発表まではデザイン候補として見る段階
Galaxy S27シリーズは2027年初頭に発表されるとの予測が出ているものの、サムスンは発表日、発売地域、価格、モデル構成を明らかにしていない。日本での発売や国内向け仕様についても正式な情報はない。
今回のCAD画像は、Galaxy S27 Ultraが従来とは異なるカメラ台座を採用する可能性を示す材料である。複数の画像に共通点がある一方、過去のリークとの食い違いや端末の特定をめぐる異論も残る。
外観、望遠カメラ、Qi2、バッテリー、Galaxy S27 Proの各情報は、いずれも未発表製品に関するリークや報道である。個々の情報が同じ製品設計に由来するかも確認できないため、正式発表まではそれぞれを独立した未確認情報として扱う必要がある。
■注目ポイントQ&A
●Galaxy S27 Ultraの長方形カメラ台座は確定していますか?
確定していません。複数のリーカーが類似したCAD画像を公開していますが、サムスンは画像の真偽や最終デザインについて発表していません。別モデルの画像ではないかとの異論もあります。
●Galaxy S27 Ultraは3倍望遠カメラを廃止するのですか?
現行の日本向けGalaxy S26 Ultraは、公式仕様上、広角、超広角、望遠の3眼構成です。このため、S27 Ultraで4眼から3眼になり、3倍望遠を新たに廃止するという説明は現行製品の仕様と一致しません。S27 Ultraの望遠倍率やセンサー仕様は未発表です。
●カメラ台座の変更はQi2対応が理由ですか?
その因果関係は確認されていません。流出画像の背面中央にある円形表示は、Qi2用磁石の配置を示す可能性がありますが、サムスンはその意味やカメラ設計との関係を説明していません。
●Galaxy S27 Ultraのバッテリー容量は増えますか?
5,534mAhの定格容量とシリコンカーボン負極の採用が報じられていますが、未確認情報です。容量、充電性能、耐久性を含む正式仕様は発表されていません。
●Galaxy S27 Proは発売されますか?
Galaxy S27 Proとされる端末の画像やモデル情報は報じられていますが、サムスンから製品名や発売計画は発表されていません。Ultraより小型でSペンを搭載しないとの情報も、現時点ではリークに基づくものです。
元記事: Samsung Galaxy S27 Ultra Locks Plateau Design: 3x Telephoto Out, Qi2 Charging In