『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』世界興収22.2億ドル、『フォースの覚醒』超え歴代6位
2026年8月25日 19:56
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の世界累計興行収入が22億1990万ドル(約3529億6000万円、1ドル=159円換算)に達した。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を上回り、インフレ調整を行わない名目興行収入の世界歴代ランキングで6位に浮上した。
北米累計興行収入は8億5490万ドル(約1359億3000万円)となり、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が持つ歴代最高記録まで約8170万ドルに迫っている。日本では2026年7月31日から全国の映画館で公開されている。
■公開4週目も北米首位、世界興収は22.2億ドル
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は、2026年8月21日から23日までの週末に北米で約3900万ドル、北米以外で約7000万ドルを加えた。世界累計興行収入は22億1990万ドルとなり、4週連続で北米週末興行ランキングの首位を維持した。
北米累計は8億5490万ドルで、歴代3位に位置する。上位は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の約9億3660万ドルと、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の約8億5830万ドルである。
世界累計では、『アバター』『アベンジャーズ/エンドゲーム』『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』『ナタ 魔童の大暴れ』『タイタニック』に続く歴代6位となった。約20億7000万ドルの『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は7位となっている。これらは再公開分を含む場合がある名目興行収入で、物価やチケット価格の変動は調整されていない。
同じ週末には、ソニー配給のホラー映画『Insidious: Out of the Further』が北米で約2510万ドルを記録して初登場2位となり、ソニー作品が北米ランキングの上位2枠を占めた。
■北米歴代記録まで約8170万ドル
本作は北米で3億6009万ドルのオープニング興行収入を記録し、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の約3億5710万ドルを上回った。公開2週目の週末は約1億4425万ドル、3週目は約7000万ドル、4週目は約3900万ドルと推移している。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の北米累計記録との差は約8170万ドルで、上映は現在も続いている。公開24日目時点の累計では『フォースの覚醒』の同時点を約4000万ドル上回っているものの、最終的な順位は今後の客足や上映規模によって決まる。
一部の興行分析では記録更新の可能性が指摘されているが、公開後半の週末成績やプレミアムスクリーンの確保状況によって結果は変わり得る。現時点で確認できるのは、北米歴代最高記録を射程に収める水準まで達したという点である。
■北米では公開当初、IMAX以外のプレミアム上映を展開
北米では、クリストファー・ノーラン監督の『オデッセイ』がIMAXスクリーンで3週間の独占上映を行っていたため、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は公開当初、北米のIMAX網を利用できなかった。
その期間、本作はDolby Cinema、ScreenX、4DXなどを中心に展開した。公開初週末には北米で販売されたチケットの21%をプレミアム・ラージ・フォーマットが占め、平均チケット価格は18.55ドルだったと報じられている。
本作は制作段階からScreenXでの上映を想定して撮影された「Shot For SCREENX」作品でもある。正面と左右の3面に映像を展開するScreenXのほか、座席の動きや風などの演出を加える4DXでも上映され、日本では通常上映とあわせて複数の上映形式が提供されている。
北米では『オデッセイ』のIMAX独占期間終了後、一部のデジタルIMAX劇場で本作の上映が始まった。『オデッセイ』はIMAX 70mmの上映館を維持し、デジタル設備の一部を両作品で分ける形となった。
本作の興行推移は、単一のプレミアム規格だけに依存せず、Dolby Cinema、ScreenX、4DX、IMAXを時期や地域に応じて組み合わせる配給戦略の一例となっている。ただし、特定の上映形式が興行の伸びをどの程度生み出したかは、公開されている数字だけでは切り分けられない。
■中国市場でも2億ドルを突破
中国では2026年7月29日に公開され、最初の5日間で1億2130万ドルを記録した。このうちIMAX上映は1900万ドルを占め、中国における「スパイダーマン」シリーズのIMAXオープニング記録となった。
8月下旬までの中国累計興行収入は約2億900万ドルに達している。前作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は中国で劇場公開されなかったため、中国市場からの興行収入はなかった。
本作の世界興収には、中国を含む幅広い市場で同時期に公開された効果が反映されている。前作との単純な比較は公開地域や市場環境が異なるため難しいものの、中国での2億ドルを超える売り上げが世界累計を押し上げたことは数字から確認できる。
■2026年の北米興行は70億ドルを突破
興行データ会社Rentrakの集計によると、2026年の北米年間興行収入は8月23日までに70億ドルを超えた。前年同期を約20%上回る一方、2019年同期の約76億ドルには約7%届いていない。
2026年は『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』のほか、『オデッセイ』『トイ・ストーリー5』『Michael』『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』が世界興行収入10億ドルを突破している。
個々の作品の成功だけで映画市場全体の長期的な回復を判断することはできないが、2026年は複数の大型作品が年間興行を押し上げている。『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は、その中で北米と世界の双方において最大規模の興行成績を残している作品である。
■孤独なピーター・パーカーを描く新章
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』から4年後を舞台とする。愛する人々を守るため、全世界の人々の記憶から自らの存在を消したピーター・パーカーは、誰にも名前を知られていないニューヨークで、スパイダーマンとして犯罪と戦い続けている。
人々から寄せられる期待と孤独を抱えるなか、ピーターの身体には命に関わる変異が起こり始める。同じころ、ニューヨークでは不可解な犯罪が相次ぎ、これまでにない脅威が迫る。
監督はデスティン・ダニエル・クレットン。トム・ホランドがピーター・パーカーを演じ、ゼンデイヤ、ジェイコブ・バタロン、ジョン・バーンサル、トラメル・ティルマン、マイケル・マンド、マーク・ラファロらが出演する。
日本では2026年7月31日に米国と同日公開された。現在も全国の映画館で上映されており、配信開始日は発表されていない。
■注目ポイントQ&A
●『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の世界興行収入はいくらですか?
2026年8月23日時点で、世界累計興行収入は約22億1990万ドルです。インフレ調整を行わない名目興行収入では世界歴代6位となっています。
●北米での興行収入はいくらですか?
北米累計は約8億5490万ドルで、歴代3位です。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が持つ歴代最高記録との差は約8170万ドルです。
●世界歴代興行収入で本作より上にある作品は何ですか?
『アバター』『アベンジャーズ/エンドゲーム』『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』『ナタ 魔童の大暴れ』『タイタニック』の5作品です。ランキングはインフレ調整を行わない名目興行収入に基づきます。
●北米歴代最高記録を更新する可能性はありますか?
上映は継続しており、公開24日目時点では『フォースの覚醒』の同時点を上回るペースです。ただし、最終成績は今後の客足や上映規模によって決まるため、記録更新はまだ確定していません。
●公開初週にIMAX上映はなかったのですか?
IMAX上映がなかったのは主に北米市場です。北米では『オデッセイ』のIMAX独占上映期間が終了した後、一部のデジタルIMAX劇場で上映が始まりました。日本を含む一部の海外市場では、北米とは異なる上映編成が採られています。
●日本ではいつ公開されましたか?
2026年7月31日に米国と同日公開されました。通常上映のほか、劇場によってIMAX、Dolby Cinema、ScreenX、4DXなどの上映形式が提供されています。
元記事: Spider-Man Brand New Day Topples Force Awakens to Claim Sixth All-Time Spot