実写映画『NARUTO-ナルト-』、はたけカカシ役にチャールズ・メルトンが最終交渉中
2026年8月22日 14:48
岸本斉史の漫画『NARUTO-ナルト-』をライオンズゲートが実写映画化するプロジェクトで、はたけカカシ役を巡り、俳優のチャールズ・メルトンが最終交渉に入っていることが分かった。The Hollywood Reporterが関係者の話として報じ、Varietyも交渉中であることを伝えている。
契約が成立したとの発表はなく、ライオンズゲートもキャスティングについてコメントしていない。制作陣はすでに、うずまきナルト、うちはサスケ、春野サクラを演じる若手俳優の世界規模のキャスティングを開始している。
■カカシ役にチャールズ・メルトンが浮上
メルトンが交渉しているのは、ナルト、サスケ、サクラで構成される第七班の担当上忍、はたけカカシ役だ。写輪眼によって数多くの術を模倣したことから「コピー忍者」と呼ばれ、優れた戦闘能力と冷静な判断力を備える一方、過去の喪失を抱える人物として描かれている。
メルトンはドラマ『リバーデイル』で広く知られるようになり、トッド・ヘインズ監督の映画『メイ・ディセンバー ゆれる真実』では、複雑な境遇に置かれたジョー・ユーを演じた。2026年にはNetflixのアンソロジーシリーズ『BEEF/ビーフ』シーズン2でオースティン役を務め、第78回エミー賞のリミテッド/アンソロジーシリーズ/テレビ映画部門の助演男優賞にノミネートされた。同作のエグゼクティブプロデューサーとして、作品賞の候補にも名を連ねている。
交渉がまとまれば、メルトンは実写版で出演が報じられた最初の主要俳優となる。ただし、現段階では出演決定ではなく、最終交渉中という位置付けだ。
■監督と脚本はデスティン・ダニエル・クレットン
実写映画版では、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』などを手がけたデスティン・ダニエル・クレットンが監督と脚本を担当する。ライオンズゲートは2024年2月、クレットンとの契約締結を正式に発表した。
クレットンは東京で岸本と面会し、作品の構想について意見を交わした。岸本はクレットンについて、アクションだけでなく人間を描くドラマを得意とする監督だと評価し、自身の意見を受け入れる柔軟な姿勢から、協力して制作に取り組めると感じたとコメントしている。
2026年7月には、ライオンズゲートとクレットンがナルト、サスケ、サクラの若き第七班3人を対象とする世界規模のキャスティングサーチを開始した。ほかの登場人物についても、順次キャスティングを進める方針が示されている。
■カカシを実写で描くために求められるもの
カカシは、卓越した忍としての身体性と、感情を表に出しすぎない人物像の双方が重要になるキャラクターだ。普段は飄々としているが、父の死や仲間との別離を経験し、その記憶を抱えながら第七班を導いていく。
『メイ・ディセンバー ゆれる真実』でメルトンが演じたのも、表面的な日常の背後に複雑な感情を抱える人物だった。こうした抑制された演技の経験は、マスクで顔の多くを隠し、言葉や表情を抑えながら物語の要所を担うカカシを演じるうえで注目される要素となる。
一方、実写映画版が原作のどの時期やエピソードを扱うのかは発表されていない。カカシの過去や写輪眼をどこまで描くかを含め、具体的な物語の範囲は明らかになっていない。
■写輪眼を読み解く情報処理の構造
写輪眼は、作中で相手の動きやチャクラ、術の特徴を見抜く力として描かれる。カカシはその観察能力を利用して相手の術を模倣し、「コピー忍者」という異名を得た。
この設定には、視覚から動作を読み取り、自分の行動へ変換するという知覚と運動の情報処理構造を重ねられる。神経科学では、他者の動作を観察するときと自ら動作するときの双方に関係する神経活動が研究されており、観察学習や模倣を考える手掛かりの一つとなっている。
写輪眼が見た術を即座に再現するという表現は、そうした知覚と行動の連携を大きく拡張した発想として楽しめる。相手を注意深く観察し、次の動きを予測して対応するという構造は、派手な術だけでなく、カカシの冷静さや経験の深さを映像で表現するための補助線にもなる。
■撮影開始は2027年2月ごろを想定
The Hollywood Reporterは関係者の話として、本作が2027年2月ごろの撮影開始を目指していると報じている。正式な公開日や日本での配給・公開時期は発表されていない。
現時点で公式に確認されている主要な制作体制は、クレットンが監督・脚本を担当し、アヴィ・アラド、アリ・アラド、エミー・ユー、ジェレミー・ラッチャムらがプロデューサーを務めるというものだ。クレットンも、自身の制作会社Hisakoを通じてジェユン・マンフォードとともにプロデュースに参加する。
主役となるナルト、サスケ、サクラの配役は引き続き選考中だ。カカシ役を巡る交渉とともに、第七班を誰が演じるのかが今後の焦点となる。
■注目ポイントQ&A
●実写映画版『NARUTO-ナルト-』で、はたけカカシを演じるのは誰ですか?
チャールズ・メルトンが最終交渉中と報じられています。契約成立や出演決定は発表されておらず、ライオンズゲートもコメントしていません。
●監督と脚本を担当するのは誰ですか?
デスティン・ダニエル・クレットンです。ライオンズゲートは2024年2月、クレットンが監督と脚本を担当すると正式に発表しました。
●ナルト、サスケ、サクラの配役は決まっていますか?
まだ発表されていません。制作陣は2026年7月、若き第七班3人を対象とする世界規模のキャスティングサーチを開始しました。
●撮影はいつ始まりますか?
The Hollywood Reporterは、2027年2月ごろの撮影開始を目指していると報じています。制作会社による正式な撮影開始日の発表は確認されていません。
●日本での公開日は決まっていますか?
日本での公開日や配給方法は発表されていません。
元記事: Naruto Live-Action Movie Finds Its Kakashi: Charles Melton in Final Negotiations