日本製紙、リンテック全保有株約2000万株を売却へ、特別利益計上見込み
2026年8月21日 06:54
■資本効率向上へ売出し、売却益確定後に業績影響を開示
日本製紙<3863>(東証プライム)は8月20日、保有するリンテック<7966>(東証プライム)の普通株式約2000万株について、端株を除く全株を売却すると発表した。株式の売出しを通じて保有株を縮減し、2027年3月期に株式売却に伴う特別利益を計上する見込みである。
日本製紙は「2030ビジョン」や中期経営計画に基づき、事業ポートフォリオの最適化や資産効率の向上を進めている。今回の売却で得る資金は、有利子負債の削減を優先して活用する方針。売出価格は2026年9月1日から3日までのいずれかの日に決定し、受渡日は価格決定日の5営業日後を予定する。
リンテックは8月24日から26日までの間に、ToSTNeT-3による自己株式取得を行う予定で、取得上限は691万株、取得価額総額は300億円。日本製紙はその一部に応じる可能性があり、その場合は売出株式数が減少する。売却完了後、リンテックは日本製紙の持分法適用関連会社から外れる予定で、業績への影響は売却益が確定次第開示する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)