オレオ、米国で「チキン&ワッフル」など異色の限定3種を投入―ファン投票1位は2027年に再登場

2026年8月17日 12:06

米モンデリーズ・インターナショナルは、オレオの限定フレーバー「バナナ・プリン」「ディープ・フライド」「チキン&ワッフル」の3種を米国で発売する。2026年8月17日に先行販売を始め、8月24日から全米の小売店で順次展開する。同時に実施するファン投票では、最多得票を獲得したフレーバーが2027年に期間限定で再登場する。日本での発売については発表されていない。

■ファン投票で2027年の再登場フレーバーを決定

オレオを展開するモンデリーズ・インターナショナルは、今回の企画を「Twist, Lick, Vote」と名付けた。同社によると、消費者が複数の新フレーバーから投票し、翌年に再登場する商品を決めるのはオレオとして初めてだという。

3種は2026年8月17日からオレオの米国向けサイトとSnackWorksのTikTok Shopで先行販売される。8月24日からは全米の食料品店や小売店で期間限定販売を始める予定で、いずれも在庫がなくなり次第終了となる。価格は1パック5.49ドル(約873円、1ドル=159円換算)とされている。

投票期間は8月17日から10月12日まで。パッケージのQRコードを読み取るか、キャンペーンサイトから投票でき、購入は必要ない。最多得票のフレーバーは10月13日に発表され、2027年のラインアップに期間限定で加わる。

オレオ担当バイスプレジデントのマット・フォーリー氏は、個別の新商品を一方的に投入するだけでなく、消費者との双方向の関係へ発展させたいとの考えを示している。

■甘さ、揚げ菓子、甘じょっぱさを表現した3種類

「バナナ・プリン」は、バニラ風味のクッキーで、バナナ味とバニラプリン味の2層クリームを挟んだ商品だ。米国で親しまれているバナナプディングを、サンドクッキーの構成に置き換えている。

「ディープ・フライド」は、米国のフェアやカーニバルで提供される揚げオレオを着想源とする。揚げ生地風味のクッキーで、ダークチョコレート味と揚げ生地味のクリームを挟み、揚げ菓子を思わせる風味を組み立てた。

「チキン&ワッフル」は、ワッフルを模した表面の模様と、フライドチキン、メープルシロップをイメージした甘味と塩味のある2層クリームを特徴とする。料理としてのチキン&ワッフルが持つ甘じょっぱい味の組み合わせを、クッキーで表現した商品である。

発売前に商品提供を受けた米国の食品メディアでは、評価が分かれている。Sporkedはディープ・フライドを3種の中で最も高く評価し、バナナ・プリンについては親しみやすい一方で意外性が小さいと評した。また、同メディアはオレオへの確認に基づき、チキン&ワッフルには肉を使用していないと伝えている。

Mashedのレビューでは、バナナ・プリンは2つのクリームが調和していると評価された。チキン&ワッフルについても、メープルを思わせる甘みが香辛料系の風味と組み合わさっていると説明している。一方、The Takeoutのレビューでは、バナナやフライドチキンを思わせる風味よりも甘さが目立つとの評価もあり、味の感じ方にはレビュアー間で差が見られる。

■1年以上かけて3種を同時開発

オレオのイノベーション担当シニアブランドマネージャー、ロヒト・サカムリ氏によると、3種は1年以上をかけ、同時並行で開発された。

サカムリ氏は、複雑な風味を商品化するには、消費者調査に基づく厳密な研究開発工程が必要だと説明している。今回の開発では、変化する間食のトレンドを踏まえながら、異なる方向性を持つ3つのフレーバーを同時に形にしたという。

モンデリーズの「2026 State of Snacking」では、間食に関するソーシャル上の会話で「おいしい」「楽しい」「味がよい」といった要素が主要な便益として挙げられたと同社は説明している。3種の構成は、親しみのあるデザート、フェアの揚げ菓子、甘味と塩味の組み合わせという、それぞれ異なる関心に応えるものとなった。

■投票者にはオレオ1年分が当たる機会も

キャンペーンサイトによる投票や懸賞への応募に、商品の購入やQRコードの読み取りは必要ない。懸賞の対象は米国50州とワシントンD.C.に住む18歳以上で、応募期間は米東部時間の2026年10月12日午後11時59分までとなる。

有効な投票を行うと、オリジナルオレオ1年分が当たる懸賞にも自動的に応募される。ただし、投票は期間中に繰り返し行える一方、懸賞への応募は1人1回までで、投票内容は当選確率に影響しない。

賞品の「1年分」は、13.29オンス入りのオリジナルオレオ10パックを3カ月ごとに発送し、12カ月間で計4回受け取る内容と定められている。

■限定商品で普段とは異なる購入者に接点

オレオはこれまでも、他ブランドやアーティストとの協業を含む限定商品を継続的に展開してきた。今回の企画では、話題を生むだけでなく、投票によって消費者の選好を直接集める仕組みを組み込んだ点が特徴となる。

モンデリーズのショッパーマーケティング担当ディレクター、レイチェル・ローソン氏が2024年にModern Retailへ説明したところによると、限定版オレオの購入者の28%は通常版のオレオを購入していなかった。また、当時調査した一部の限定商品では、購入者の15~17%が、その販売店で過去2年以上オレオを買っていなかったという。

このデータは、限定商品が定番商品の既存購入者だけでなく、普段はオレオを選ばない層との接点になっていることを示している。もっとも、今回の投票結果は人気のある選択肢を示すものであり、商品開発全体を代替するものではない。限定販売、直接投票、翌年の再登場を連動させることで、販売促進と消費者参加を一つの企画としている。

モンデリーズの発表によると、オレオの年間販売数は世界で600億個を超え、このうち米国が200億個以上を占める。1912年の登場以来の累計販売数は、世界で推定5000億個に達するという。

■注目ポイントQ&A

●3つの新フレーバーは日本でも購入できますか?

今回発表された販売地域は米国です。2026年8月17日に米国向けサイトとTikTok Shopで先行販売を始め、8月24日から全米の小売店で展開します。日本での発売は発表されていません。

●「チキン&ワッフル」は甘い味ですか、しょっぱい味ですか?

メープルシロップを思わせる甘みと、フライドチキンをイメージした塩味のある風味を組み合わせた商品です。発売前のレビューでも、甘みと香辛料系の風味の両方が報告されていますが、どちらを強く感じるかは評価が分かれています。

●投票結果は実際の商品展開に反映されますか?

はい。最多得票のフレーバーを2027年に期間限定で再登場させると、オレオが発表しています。勝者は2026年10月13日に発表される予定で、恒久的な定番化ではありません。

●投票や懸賞への応募に購入は必要ですか?

必要ありません。キャンペーンサイトから投票できます。懸賞は米国50州とワシントンD.C.の18歳以上の居住者が対象で、応募は1人1回までです。

●3つの新フレーバーの発売日と価格はいくらですか?

米国では2026年8月17日に先行販売が始まり、8月24日から全米の小売店で順次販売されます。価格は1パック5.49ドル(約873円、1ドル=159円換算)とされています。

元記事: Oreo Drops Three New Flavors; Fan Vote Decides Which Returns Next Year

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