クリナップ、27年3月期1Qは大幅増益、通期予想に上振れ余地も、中高級製品の販売伸長と原価低減が寄与

2026年8月7日 07:39

(決算速報)  クリナップ<7955>(東証プライム)は8月6日に27年3月期第1四半期連結業績を発表した。中高級価格帯製品の販売伸長とセット単価上昇効果、原価低減効果、販管費抑制効果などにより増収・大幅増益だった。そして通期大幅営業・経常増益予想を据え置いた。売上総利益率の上昇などを勘案すれば、さらに上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は上値が重くモミ合う形だが、高配当利回りや低PBRという指標面の割安感も評価材料であり、戻りを試す展開を期待したい。

■27年3月期1Q大幅増益、通期大幅営業・経常増益予想で上振れ余地

 27年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比7.4%増の344億90百万円、営業利益が85.2%増の10億67百万円、経常利益が59.7%増の12億56百万円、親会社株主帰属四半期純利益が64.5%増の7億54百万円だった。

 中高級価格帯製品の販売伸長とセット単価上昇効果、原価低減効果、販管費抑制効果などにより増収・大幅増益だった。部門別売上高は厨房部門が8.6%増の278億12百万円、浴槽・洗面部門が4.5%増の40億23百万円だった。また売上総利益率は0.8ポイント上昇して33.2%、販管費比率は0.5ポイント低下して30.1%となった。

 通期連結業績予想は前回予想(26年5月11日付の期初公表値)を据え置いて、売上高が前期比5.6%増の1420億円、営業利益が24.1%増の49億円、経常利益が20.1%増の53億50百万円、親会社株主帰属当期純利益が2.1%増の35億50百万円としている。親会社株主帰属当期純利益については前期計上の特別利益が一巡するため小幅増益予想としている。配当予想も据え置いて前期と同額の33円(第2四半期末13円、期末20円)としている。予想配当性向は32.8%となる。

 第1四半期の進捗率は中間期予想に対して売上高が50%、営業利益が56%、通期予想に対して売上高が24%、営業利益が22%である。期初時点で下期偏重の計画(上期は売上高685億円で営業利益19億円、下期は売上高735億円で営業利益30億円)だが、売上総利益率の上昇などを勘案すれば、さらに上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は戻り試す

 株価は上値が重くモミ合う形だが、高配当利回りや低PBRという指標面の割安感も評価材料であり、戻りを試す展開を期待したい。8月6日の終値は913円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS100円67銭で算出)は約9倍、今期予想配当利回り(会社予想の33円で算出)は約3.6%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1714円01銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約333億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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