アルコニックス傘下の大川電機製作所、福島市に新工場、約75億円投資
2026年8月5日 18:13
■航空宇宙・半導体製造装置向け精密部品を増産、20人を新規採用
アルコニックス<3036>(東証プライム)傘下の大川電機製作所は8月5日、福島市大笹生に3拠点目となる「大笹生工場」を建設すると発表した。同日、工場用地の取得に向けて福島市と立地基本協定を締結した。投資額は土地取得費を含め約75億円で、2028年度下期の操業開始を予定する。
新工場では、航空宇宙および半導体製造装置向けなどの精密金属加工部品を生産する。敷地面積は3万4011.63平方メートルで、東北中央自動車道「福島大笹生IC」に直結する「第2期福島おおざそうインター工業団地」のH区画に建設する。操業開始時には新たに20人を採用する計画だ。
■精密金属加工部品の生産能力を2倍以上に
大川電機製作所は2026年に創業75周年を迎え、1989年の福島工場建設以来、35年以上にわたり福島市内で事業を展開してきた。大笹生工場の新設により、主力とする航空宇宙・半導体製造装置向け精密金属加工部品の生産能力を現状の2倍以上に引き上げ、2032年度の全社売上高100億円達成に向けて生産体制を強化する。
大川電機製作所は、アルミやステンレス、銅、チタンなどの切削・旋削、放電加工、精密洗浄、組み立てを手掛ける。新工場を通じて福島市の製造業振興と雇用創出に貢献するとともに、アルコニックスグループの「長期経営計画2030」が掲げる経常利益150億円の達成につなげる方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)