iPhone 18 Proはメモリ高騰で最大約4.2万円値上げか―DRAM大手3社には独禁法違反の集団訴訟

2026年8月5日 00:01

今秋の発表が予想される「iPhone 18 Pro」は、メモリ価格の高騰により最大270ドル(約4万2390円)の値上げが見込まれている。背景には、世界のDRAM市場の約90%を占めるメーカー3社が意図的に供給を制限したとする、反トラスト法(独占禁止法)違反の集団訴訟がある。訴訟の主張はまだ立証されておらず、AppleもiPhone 18 Proの価格や仕様、発売日を正式には発表していない。ここでは訴訟の争点と、可変絞りカメラや新チップ「A20 Pro」など、値上げとともに予想されているハードウェアの進化を解説する。

■メモリ価格高騰の背景と集団訴訟の行方

世界のスマートフォン向けメモリチップのほぼすべてを供給する3社のうち、SamsungとSK Hynixの前身企業は、過去にもDRAMの価格カルテル事件に関与している。2005年、Samsungは価格カルテルへの関与を認め、3億ドル(約471億円、1ドル=157円換算、以下同)の罰金を支払った。同年、SK Hynixの前身企業も関与を認め、1億8500万ドル(約290億円)の罰金を科された。両社の幹部は、1999年から2002年にかけてDell、HP、IBM、Apple Computerに販売するDRAMの価格を不正に調整した事件により、5〜14カ月の拘禁刑を言い渡された。そして現在、2026年9月にiPhone 18 Proの購入者が200〜270ドル(約3万1400円〜4万2390円)の値上げに直面するとの予測が出るなか、連邦反トラスト法に基づく集団訴訟で、Samsung、SK Hynix、Micronの3社が再び供給制限を協調して行ったと主張されている。

この訴訟「Garciaguirre v. Samsung Electronics」は、2026年6月25日にカリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所へ提起された。SamsungとHynixが以前に有罪を認めた際にも適用された連邦法、シャーマン法第1条を根拠とし、世界のDRAM市場の約90%を占める3社が協調して供給を制限し、従来型メモリの価格を4年間で約700%上昇させたと主張している。各社はまだ法廷で応答しておらず、これらの主張は立証されていない。

9月9日と予想される基調講演の数日前、9月1日にTim Cook氏からCEO職を引き継ぐとされるJohn Ternus氏が、価格発表の表舞台に立つことになる。7月30日に行われたCook氏にとって最後とされる決算説明会で、同氏はアナリストに対し、Appleが3四半期連続でメモリコストの上昇に直面しており、第4四半期にはさらに上昇すると予想していると述べた。IDCのシニアディレクターであるNabila Popal氏は、iPhone 18 Proが1,099ドル(約17万2540円)から約1,299ドル(約20万3940円)へ、200ドル値上がりすると予測している。一方、TechInsightsの利益率モデルは、端末1台あたりのDRAM部品コストが39ドル(iPhone 17 Pro、約6120円)から145ドル(iPhone 18 Pro、約2万2770円)へ上昇するとの推計を基に、270ドルの値上げを示唆している。同じメモリ構成で、DRAM部品コストは272%増える計算だ。

■訴訟の争点:AI需要か、意図的な供給制限か

訴訟の中心的な主張を理解するには、半導体サプライチェーンの内部で何が起きているのかを把握する必要がある。

DRAMメーカー3社は、iPhoneで使用される従来のLPDDR5Xメモリから、NvidiaのAIアクセラレーターに使われる積層型メモリチップ、広帯域メモリ(HBM)へ製造能力を同時期にシフトさせた。HBMは標準的なモバイルDRAMと比べ、使用可能な容量1GBあたり約3倍のウェハー生産能力を必要とする一方、ウェハー1枚あたり3〜10倍の売上を生み出す。AIデータセンターからの需要は現実に大きく、IDCの推計では、2026年に生産された全メモリチップのうち、データセンター向けが占める割合は約70%に達した。2022年時点では20〜30%だったという。

訴訟の核心は、消費者向けDRAMからの同時期のシフトが、AI需要に対する必然的な市場反応だったのか、それとも原告が主張するように、世界供給の約90%を占める3社によって仕組まれた、消費者向け市場からの協調的な撤退だったのかという点にある。

Jefferiesの予測によると、DRAM価格は2026年第3四半期にさらに40〜50%、第4四半期にさらに30〜40%上昇し、2028年までは大幅な改善が見込めない。SK HynixのCEOは、2027年が半導体業界の歴史上、メモリ供給不足の最も深刻な年になるとの見通しを示した。IntelのCEOであるLip-Bu Tan氏も2026年2月、アナリストに対し、2028年までは改善が見込めないと語っている。

■過去のカルテル事件とAppleの対応

14人の個人消費者と3社の小規模PC組み立て事業者からなる17者の原告が提出した訴状は、Samsung、SK Hynix、Micronの3社が、AI需要を背景とするHBMへのシフトを口実として、実際のAI需要が必要とする範囲を大きく超えて従来型DRAMの生産を縮小したと主張している。具体的には、2022年後半に3社がほぼ同時期に行った減産、Micronによる消費者向けメモリブランド「Crucial」の全面終了決定、さらにDRAMを購入できる顧客を制限するために3社が導入した足並みのそろった顧客審査体制を挙げている。原告側は、この審査体制を3社による共同の供給管理と位置付けている。

これらは反トラスト法の実務で「プラスファクター」と呼ばれる要素であり、単なる並行行為を超えて、実際の合意が存在したと推認するための証拠となり得る。米国の反トラスト法は、寡占市場の3社がそれぞれ独立して同じ結論に達し、同じ方向へ動くこと自体を禁じてはいない。シャーマン法第1条が禁じているのは、そのための「合意」である。2007年の連邦最高裁判所によるTwombly判決は、訴状において合意の存在を単に「可能」と示すだけでなく、「もっともらしい」と判断できる内容を示さなければならないとした。これは、並行行為を示すだけの場合よりも高いハードルである。

訴訟の道のりは険しいが、同様の訴訟がなかったわけではない。Hagens Bermanが2018年に提起し、2020年に棄却された集団訴訟では、2022年に第9巡回区控訴裁判所が棄却を支持した。裁判所は、問題となった行為について「合法的で、示し合わせのない自由市場の行動によって説明できる可能性の方が高い」と判断した。今回の訴状は、HBMへのシフトが、2018年の訴訟にはなかった協調の証拠になるとの主張に懸けている。一方、2022年後半にSamsungが競合他社より数カ月長く減産を見送ったという事実は、3社が一斉に行動したという構図に反し、原告側の主張を複雑にする。新たな証拠が十分かどうかは、裁判所が判断することになる。

被告企業が、HBMへの生産能力配分や従来型DRAMの縮小に関する内部通信を、ディスカバリー(証拠開示手続き)で原告側の弁護士へ開示するよう命じられた場合、訴訟の最終結果にかかわらず、それが最も重大な帰結になる可能性がある。被告側が申し立てるとみられる訴えの却下は、こうした証拠開示へ進むことを防ぐ狙いを持つ。

原告側が裁判で持ち出すとみられる過去の経緯は文書化されており、その事実自体には争いがない。SamsungとHynixは、1999年から2002年にかけ、Dell、HP、Compaq、IBM、Apple Computer、Gatewayに販売されたメモリの価格に影響を与えたDRAM価格カルテルへの関与を認めている。

Samsungが支払った3億ドルは、当時の米国史上で2番目に高額な刑事反トラスト法違反の罰金だった。Hynixは1億8500万ドルを支払った。Samsungの幹部4人とHynixの幹部4人を含む関係者は、5〜14カ月の拘禁刑と、個人として25万ドル(約3925万円)の罰金に同意した。この事件における業界全体の罰金総額は7億3100万ドル(約1148億円)を超え、2010年には欧州委員会からさらに総額3億3100万ユーロ超、約3億6300万ドル(約570億円)の制裁金が科された。

今回の訴状で被告となったMicronは、2002年の事件では当局への協力企業だった。同社は関与を認めたものの、企業向けリニエンシー制度の下でカルテルを米司法省へ申告したことにより、訴追を免れた。訴状がこの過去を持ち出すのは、行動のパターンを示すための戦略である。ただし裁判所は、過去のパターンを現在の共謀を立証する証拠の代わりにすることを認めていない。それでも過去の有罪答弁は、被告側が主張するとみられる「独立した経営判断」という説明を複雑にする事実上の背景となる。

Appleはこの訴訟の被告ではない。Tim Cook氏がメモリ不足を市場の失敗ではなく自然災害になぞらえ、「100年に1度の洪水」と表現したことは、訴訟が進展した場合には説明しにくくなる可能性がある。Appleはメモリコストの上昇を認めているが、iPhone 18 Proの値上げ自体は正式に発表していない。Appleの対応は、価格上昇を抑えることよりも、月々の支払額を小さく見せることに重点を置いているとみられる。

7月28日に開始された、Klarnaを利用するAppleのリースプログラムでは、12カ月または24カ月の契約で、月額17.99ドル(約2820円)からiPhoneを利用できる。このプログラムは、既存の「iPhone Upgrade Program」と「iPhone Payments」に代わるものとされる。Apple Store Online担当バイスプレジデントのKaren Rasmussen氏は、「愛用する製品の代金を、より柔軟に支払える方法」を提供するものだと説明した。24カ月のiPhoneリースで200ドル値上がりした場合、月額の増加は約8ドル(約1260円)となる。270ドルの値上げなら、月額約11ドル(約1730円)の増加となる。

ただし、月額払いという見せ方によって分かりにくくなる点もある。購入ではなくリースを選んだ利用者は、追加の一括購入代金を支払わない限り、契約期間の終了時に端末を所有できない。Appleの文書によると、途中解約には相当額の違約金が発生する。Jefferiesの予測どおりメモリ価格が上がり続ければ、2028年の次回リース更新時には、さらに高い価格が出発点になる可能性が高い。

■iPhone 18 Proの進化:初の可変絞りカメラとA20 Proチップ

値上げ分は、単に部品コストの上昇を補うだけでなく、実際のハードウェア改善にも充てられるとみられている。iPhone 18 Proでは、Appleが2020年に自社設計チップへの移行を始めて以来、アーキテクチャ上、特に重要なアップグレードが組み合わされると予想されている。

メインの48メガピクセルFusionカメラには、iPhone史上初となる機械式の可変絞りが搭載されるとみられている。サプライチェーン情報によると、Sunny Opticalなどのサプライヤーでは2026年4月から多枚羽根式の虹彩絞りの生産が進んでおり、約f/1.4からf/2.8まで連続的に絞りを変えられると予想されている。SamsungがGalaxy S9で採用し、1世代後に廃止した2段階の切り替え方式とは異なる。Appleの方式は連続可変式で、Xiaomi 14 Ultraの方式に近いとみられる。

実用面では、可変絞りは特に動画撮影で意味を持つ。物理的に絞りを狭くすることで、露出オーバーを避けながら1フレームあたりの露光時間を長くでき、固定絞りのカメラでは光学的に実現できない自然なモーションブラーを生み出せる。静止画での主な利点は、明るい環境で光学的に露出を制御できることだ。NDフィルターやコンピュテーショナル処理による代替手段を使わずに、絞りを小さくできる。

TSMCの2ナノメートル(nm)プロセスで製造される「A20 Pro」は、iPhoneで初めてGate-All-Around(GAA)ナノシートトランジスタを採用するとみられている。A14からA19 ProまでのiPhone向けチップで使われたFinFETトランジスタは、垂直に立つシリコンフィンの3面をゲート電極で囲む構造だった。GAAナノシートは、水平に積層したシリコンリボンの4面すべてをゲートで囲む。シリコンリボンは通常、トランジスタ1個あたり3〜4層で、微細化された回路における静電制御を強め、電流リークを大幅に減らせる。TSMCが示すN2プロセスの性能値では、同じ消費電力なら3nmプロセスよりCPU性能が10〜15%高くなり、同じ速度なら電力効率が25〜30%向上する。

TSMCのN2ウェハー価格は1枚あたり約3万ドル(約471万円)とされ、A19 Proに使われた3nmウェハーより約66%高い。このコストも、iPhone 18 Proの小売価格上昇の一因になるとみられている。

■バッテリー増量と米国版・国際版でのモデムの違い

中国で端末を販売する前に申請が必要な3C認証のバッテリー容量データベースには、iPhone 18 Pro Maxの米国向けeSIMモデルが5,567mAhと記載されている。iPhone 17 Pro Maxの5,088mAhから479mAh、約9.4%の増加となる。iPhone 18 Proの米国モデルは4,288mAhと記載され、4,252mAhから増加している。

バッテリー容量の増加に加え、2つの要因が駆動時間の改善につながる可能性がある。1つは、同じ処理負荷でA20 Proの電力効率が25〜30%向上すること。もう1つは、国際モデルに搭載されるとみられるApple自社設計モデムにより、外付けのQualcomm製モデムと別のバスを通じて通信する場合に比べ、チップ間通信のオーバーヘッドを減らせることだ。

これまでの報道では補足的に扱われることが多かったが、米国の購入者にとって重要な違いがある。iPhone 18 Proは、販売地域によって異なる2種類のモデムを使用すると予想されている。AppleInsiderが分析した、Appleの製造パートナーTata Electronicsに対するランサムウェア攻撃で流出した文書によると、米国向けモデルの部品表には、SDX80Mやミリ波5G対応部品を含むQualcomm製コンポーネントが記載されている。一方、米国以外のモデルには、Appleの自社製「C2」モデムが搭載されるとみられている。

理由は、「Ganymede」というコードネームで呼ばれるAppleのC2モデムが、VerizonやAT&Tが人口密集地域で展開する高周波数帯のミリ波5Gに対応していないためとされる。ミリ波は主に米国の通信事業者が使用しているため、Appleは米国市場向けモデルでQualcomm製モデムを継続採用するとみられる。この場合、米国の購入者はC2モデムによるバッテリー効率上の利点を得られず、国際モデルがC2への3GPP Non-Terrestrial Networks(非地上系ネットワーク、NTN)規格の統合によって対応すると予想されるNR-NTN衛星5G機能のすべてを利用できない可能性がある。

■デザイン変更と今秋のラインナップ展開

複数のサプライチェーン情報によると、Face IDの投光イルミネーターがディスプレイの下へ移動することで、Dynamic Islandの幅は約20.76mmから約13.5mmへ、約35%縮小すると予想されている。フロントカメラ自体がディスプレイの下へ移動するのは、早くても2027年になるとみられる。

複数のサプライチェーン情報と流出したダミーユニットによると、カラーはダークチェリー、ライトブルー、ダークグレー、シルバーの4色になるとみられている。ダークチェリーは深みのある赤紫色で、2026年モデルを象徴するカラーとされる。コズミックオレンジとディープブルーは廃止され、ダークグレーがiPhone 17 Proのカラーバリエーションにブラックがなかったことによる空白を埋めると予想されている。

iPhone 16で導入されたカメラコントロールボタンは廃止されないとみられる。一部のリークでは廃止が伝えられたが、タッチ検知機能と触覚フィードバックが削除され、圧力検知機能だけが残るとの情報が出ている。ボタン自体は本体に残る。

iPhone史上初めて、標準モデルのiPhone 18は秋のラインナップに含まれないと予想されている。799ドル前後の標準モデルに加え、iPhone 18eと第2世代iPhone Airは2027年春の発売になるとされ、9月はiPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、折りたたみ式のiPhone Ultraだけを発表するプレミアム製品中心のイベントになる可能性がある。

Apple初の折りたたみ式端末とされるiPhone Ultraは、外側に約5.5インチ(約14cm)、展開時の内側に約7.8インチ(約20cm)のディスプレイを備え、価格は2,000ドル(約31万4000円)を超えると予想されている。9月18日にProモデルと同時に発売されるのか、それともiPhone Xのように同時発表後、数週間遅れて発売されるのかは、9月9日と予想される基調講演で判明する可能性がある。

■結局、誰がiPhone 18 Proを買うべきか?

iPhone 14 Pro以前のモデルを使用している購入者にとっては、アップグレードする意義が大きい。3世代分のアーキテクチャ改善が積み重なり、実質的に異なる端末になるためだ。可変絞り、GAAチップ、12GBのRAMは、2024年より前のProモデルでは利用できない世代単位の進化となる。12GBのRAMは、カスタマイズ可能なSiriの音声表現や高度な音声入力を可能にするとされる、iOS 27の「AFM Core Advanced」モデルを含む完全版Apple Intelligenceの要件ともされている。

iPhone 15 ProまたはiPhone 16 Proの所有者にとって、可変絞りカメラとバッテリーの改善は具体的な違いになる。チップ性能の向上は、日常的な操作速度よりも、AI処理を長時間継続する場面で意味を持つ。値上げに見合うかどうかは、スマートフォンで動画を撮影する頻度によって変わる。

iPhone 17 ProまたはiPhone 17 Pro Maxの所有者にとって、アーキテクチャ上の実質的な新機能は、ほぼ可変絞りだけとなる。Dynamic Islandの縮小や新色は外観上の変化だ。動画撮影で光学的な露出制御を必要とするのでなければ、買い替えの必要性は低い。

標準モデルのiPhone 17の所有者にとっては、完全版Apple Intelligenceに必要とされる12GBのRAMが重要な判断材料になる。iPhone 17のRAMは8GBで、2027年春に登場するとされる標準モデルのiPhone 18は9GBになる見込みだが、上位AI機能に必要とされる12GBには届かない。完全なiOS 27 Apple Intelligence機能を利用できるのは、Proモデルだけになると予想されている。

価格が下がるのを待ちたい購入者に対しては、決算説明会で示されたメモリコストの見通しと反トラスト法訴訟が、異なる方向から同じ状況を示している。2026年9月までにメモリ価格が下がる見込みはなく、Jefferiesは2027年を通じて価格上昇が続くと予測している。2027年春まで標準モデルを待てば支出を抑えられる可能性があるが、予想どおりならRAMは9GBで、可変絞りやA20 Proチップは搭載されない。

Appleは、iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、iPhone Ultraの仕様、価格、発売日を公式には確認していない。すべての仕様、価格予測、日付は、サプライチェーン情報、アナリスト予測、規制当局への提出書類、業界分析に基づいており、変更される可能性がある。「Garciaguirre v. Samsung Electronics」における主張も、現時点では立証されておらず、今後法廷で争われることになる。

■注目ポイントQ&A

●なぜiPhone 18 ProはiPhone 17 Proよりも高くなると予想されているのですか?

主な要因は、すべてのiPhoneに内蔵されているメモリチップ、DRAMのコストです。TechInsightsのDRAM部品コストモデルによると、iPhone 18 Proの12GBメモリはAppleにとって約145ドルかかると予測されています。iPhone 17 Proの同等構成は約39ドルであり、同じ容量で272%の増加となります。2026年6月に提起された連邦集団訴訟では、世界のDRAM供給の約90%を占めるSamsung、SK Hynix、Micronの3社が協調して供給を制限し、4年間で価格を約700%上昇させたと主張されています。各社はまだ法廷で応答しておらず、主張は立証されていません。SamsungとSK Hynixの前身企業は、2005年にDRAM価格カルテルへの関与を認め、合計4億8500万ドルの罰金を支払っています。

●米国のiPhone 18 Pro購入者はAppleの新しいC2モデムを利用できますか?

搭載されない可能性が高いとみられています。AppleInsiderが分析した、AppleのサプライヤーであるTata Electronicsから流出した製造文書によると、米国向けiPhone 18 Proは、Appleの自社製C2チップではなく、Qualcomm製コンポーネントを使う設計とされています。AppleのC2モデムが、Verizonなどの米国通信事業者が展開する5Gミリ波に対応していないことが理由とされています。国際モデルにはC2が搭載される見込みです。この場合、米国の購入者はC2モデムのバッテリー効率上の利点を得られず、国際モデルで予想される完全な衛星5G、NR-NTN機能を利用できない可能性があります。Appleは、どの市場にどのモデムを搭載するかを公式には発表していません。

●DRAMの反トラスト法訴訟とは何ですか? 参加することはできますか?

「Garciaguirre v. Samsung Electronics」は、2026年6月25日にカリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所へ提起された、集団訴訟としての認定を求める訴訟です。DRAM価格が上昇した期間に、DRAMを含む製品を購入した米国の消費者と企業を代表して提起されています。裁判所が集団訴訟として認定し、和解または原告勝訴の判決に至った場合、iPhone、Mac、iPad、PC、ノートパソコンなど、DRAMを含む機器に上昇後の価格を支払った米国の消費者が、損害賠償の対象になる可能性があります。ただし、現段階で参加資格や賠償が確定しているわけではありません。また、この訴訟自体がiPhone 18 Proの価格を直接変更するものではありません。2018年に提起された同様の集団訴訟は2020年に棄却され、2022年に第9巡回区控訴裁判所が棄却を支持しました。3社による並行した減産だけでは、追加の協調証拠がない限り合意を立証できないと判断されたためで、今回の訴訟も大きな法的ハードルに直面しています。

●iPhone 18 Proの可変絞りは、ソフトウェアベースのポートレートモードと何が違うのですか?

ソフトウェアによるポートレートモードは、画像を撮影した後に背景をコンピュテーショナル処理でぼかし、浅い被写界深度を再現します。静止した人物の撮影では有効ですが、原文では、動きの速い被写体には弱く、動画では同じ効果をリアルタイムに利用できないと説明されています。iPhone 18 Proに搭載されるとされる可変絞りは、人間の目の虹彩と同様に、画像処理の前段階でセンサーへ届く光の量を物理的に調整します。静止画では、デジタル処理による代替手段を使わず、明るい環境で光量を減らせることが主な利点です。動画では、露出オーバーを避けながら遅いシャッタースピードを使えるようになり、固定絞りのカメラでは光学的に実現できない自然なモーションブラーを得られます。

元記事: iPhone 18 Pro Price Hike Tied to Chipmakers With Criminal Antitrust Records

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