フロム・ソフトウェア新作『The Duskbloods』クローズドネットワークテスト応募開始、先着順で7月28日まで
2026年7月25日 15:39
フロム・ソフトウェアと任天堂は、Nintendo Switch 2専用タイトル『The Duskbloods』のクローズドネットワークテスト参加応募の受付を開始した。一般的なベータテストのような抽選方式ではなく先着順で選定されるため、早期の応募が重要となる。実施は2026年8月21日〜24日を予定しており、参加には有効なNintendo Switch Onlineへの加入が必要だ。
■抽選なしの先着順方式で応募受付中
『The Duskbloods』のクローズドネットワークテスト応募受付が開始され、日本時間7月28日22:59まで実施されている。ランダムな抽選で参加者を決める一般的なゲームベータとは異なり、フロム・ソフトウェアと任天堂は申し込みが届いた順番で枠を埋める方式を採用している。そのため、応募を遅らせるほど枠を獲得できる可能性は低くなる。
テスト自体は日本時間8月21日から24日にかけて全5回(各4時間)実施される予定だ。2026年の正式リリースに先立ち、選ばれたSwitch 2所有者にゴシック風PvPvEマルチプレイヤータイトルの先行体験機会を提供する。公式テストサイトによると、参加には期限切れではない有効な「Nintendo Switch Online」サブスクリプションが必要となる。
■応募手順と注意点
応募には、Nintendo Switch 2本体に連携されたニンテンドーアカウントと、有効なNintendo Switch Online加入が必要となる。公式キャンペーンサイトで地域と言語を選択し、ページ下部の「応募する」をクリックしてアカウント連携ページへ進むことで手続きが行える。
Dot Esportsの登録ガイドによると、手続きの際に注意すべき点がある。ニンテンドーアカウントを連携する際、ドロップダウンメニューを開いて「国/地域の設定」チェックボックスにチェックを入れてから規約に同意する必要がある。この手順をスキップするとエラーが発生し、応募が完了しない現象が確認されている。
応募期間は米東部時間7月22日10:00(日本時間7月22日23:00)から7月28日9:59(日本時間7月28日22:59)まで。Shacknewsの登録ガイドによれば、選考結果は日本時間8月7日22:00に通知され、事前ダウンロードコードは8月18日から引き換え可能となる見込みだ。
なお、テスト中の映像やスクリーンショットの公開・配信は禁止されている。Siliconeraの報道によると、テストセッション中はNintendo Switch 2のキャプチャーボタンが無効化されることがフロム・ソフトウェアにより確認されている。
■5回のセッションで検証されるネットワーク環境
公式テストスケジュールによると、テストは4日間にわたり計5回、各4時間の枠で実施される。
第1回セッションは日本時間8月21日19:00〜23:00、第2回は8月22日11:00〜15:00、第3回は8月23日3:00〜7:00、第4回は8月23日19:00〜23:00、第5回は8月24日11:00〜15:00に設定されている。
早朝、日中、夜間など時間帯を分散させているのは意図的なものだ。フロム・ソフトウェアは異なる地域や回線環境からの接続をテストし、セッションごとの接続品質の差異を測定することを目的としている。
Dot Esportsのプレビューによると、今回プレイできるのは完成版の一部のみであり、製品版ではなく開発途中のビルドであるためバグの発生も想定されている。
■P2P脱却に向けた技術的検証
今回のクローズドネットワークテストは、単なるプロモーションではなく、ゲーム開発における技術的な課題検証を目的としている。
PingAimによる分析によると、従来のフロム・ソフトウェア作品(『エルデンリング タニシド・エディション』などの基盤含む)のマルチプレイではPeer-to-Peer(P2P)方式が用いられてきた。P2Pでは1人のプレイヤーがホストとなり、中央サーバーを介さずデータを通すが、この方式ではホスト側に有利な応答速度の差が生じる。協力プレイであれば軽微な問題で済むが、8人全員が敵対し得る対戦ゲームでは公平性の問題に直結する。
任天堂のSwitch 2では、旧システム「NEX」に代わり2021年から導入された「NPLN」インフラが使用されている。『モンスターハンターライズ』や『スプラトゥーン3』でマッチメイキング等に使われているシステムだ。今回のテストでは、単なるセッション仲介だけでなく専用サーバー方式への移行も含め、どのネットワーク構造を採用するかが注目されている。
ディレクターの宮崎英高氏によれば、同社のエンジンはもともと初代Nintendo Switch向けに開発されたものをSwitch 2用に刷新した経緯があり、オンライン機能の強化がプラットフォーム変更の主な理由であった。実環境の負荷下で8人の対戦が円滑に機能するかの検証が本テストの核心となる。
■『The Duskbloods』のゲーム概要
『The Duskbloods』は、最大8名でプレイするNintendo Switch 2独占のPvPvE(対人+環境戦)アクションRPGだ。プレイヤーは「ブラッドスウォーン」と呼ばれる、特殊な血の力で超常能力を得た吸血鬼のようなキャラクターを選択して戦う。
ゴシックやヴィクトリアン・スチームパンク風の世界観で、最後の1人を目指して競い合う。試合ごとに勝利条件が異なり、全員で強力なAIボスを倒した後に殺し合うルールや、特定のプレイヤー同士に「運命のライバル」といった隠された役割が割り当てられるシステムも存在する。
また、従来のフロム・ソフトウェア作品とは異なり、すべてのキャラクターが遠距離攻撃手段を標準で持っている点も特徴だ。2025年4月の「Nintendo Switch 2 Direct」で発表された本作は、同社としては2003年の『Lost Kingdoms II』以来、20年ぶりの任天堂ハード独占タイトルとなる。
なお、スタミナ管理による探索や死亡時の資源ロストといった、いわゆる「ソウルライク」の定義からは外れており、構造としては対戦型マルチプレイの脱出(エキストラクション)ゲームに近い。
■2026年における立ち位置
フロム・ソフトウェアは2026年に大型タイトルの投入を予定している。『エルデンリング タニシド・エディション』(Switch 2移植版および拡張コンテンツのセット)が8月28日に発売されるため、今回のネットワークテストはその直前に行われることになる。
『The Duskbloods』の具体的な発売時期は2026年内とされているが、ゴシックや吸血鬼というテーマ性から、秋から冬にかけてのリリースが予想されている。
宮崎氏はマルチプレイタイトルの連続リリースについて、スタジオがシングルプレイヤー中心の開発方針を変更したわけではなく、今後もシングルプレイヤーが主軸であると説明している(NoisyPixel報道)。
■注目ポイントQ&A
●Duskbloodsのネットワークテストに参加するにはNintendo Switch Onlineが必要ですか?
はい、参加には有効なNintendo Switch Onlineへの加入が必要です。期限切れの会員情報は無効となります。個人プランは年額19.99ドル(約3,280円、1ドル=164円換算)、+追加パックは年額49.99ドル(約8,200円、1ドル=164円換算)などとなっています。
●参加者の選定は抽選ですか、それとも先着順ですか?
先着順(応募順)です。従来の抽選方式とは異なり、定員に達し次第受付が終了する可能性があるため、早期の応募が推奨されます。
●『The Duskbloods』と『エルデンリング』などの既存作品との違いは何ですか?
今作は最大8人によるPvPvE(対人+環境戦)に特化した対戦型マルチプレイゲームです。従来のソウルライク特有のシステムとは異なり、遠距離攻撃の標準化や専用サーバーを視野に入れたネットワーク構造など、技術面・ゲームデザイン面で大きく刷新されています。
●応募完了後のスケジュールはどうなっていますか?
選考結果の通知は日本時間8月7日22:00に行われ、8月18日よりダウンロードコードの引き換えが可能になります。実際のテストは8月21日〜24日の全5回実施されます。落選時の通知やキャンセル待ちの枠はありません。
元記事: Duskbloods Closed Network Test Open Now: Apply Before July 28 or Miss the Beta Entirely