NYの視点:米労働市場健全でFRBはインフレ対処に傾斜との思惑、年内2回目の利上げも織り込み始める
2026年7月24日 08:59
*08:59JST NYの視点:米労働市場健全でFRBはインフレ対処に傾斜との思惑、年内2回目の利上げも織り込み始める
市場では米労働市場が健全で連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ対処に焦点を当てることが可能との見解が強まりつつある。
米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数(7/18)は8000件減の18.7万件と、前回20.9万件から増加予想に反し減少し、1969年来の低水準となった。米失業保険継続需給者数(7/11)は179.6万件と、やはり前回179.8万件から予想外に減少し、5月来の低水準となり、企業の従業員解雇が限定的となっている証拠となった。
米イランが戦争終了を目指した覚書(MOU)合意で一時戦争前の水準まで原油価格は下落した。しかし、その後、イランがホルムズ海峡で船舶を攻撃したことに加え、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビアの船舶2隻を攻撃したことを受け、トランプ大統領は大規模な攻撃を再び計画していると報じられ、供給混乱が懸念され原油価格は再び上昇基調にある。同時に、インフレ懸念も再燃した。
来週28日―29日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は4割弱。米短期金融市場は年内2回目の利上げを7割近く織り込みドル買いを後押しした。《CS》