【注目銘柄】光・彩は32期ぶり最高純益更新へ、PER8倍台の割安感に注目

2026年7月16日 08:16

■業績上方修正とGCを支えに下値で買い交錯

 光・彩<7878>(東証スタンダード)は、前日15日に前日比変わらずの1530円で引けた。取引時間中には1514円まで下げたものの、小戻して取引を終えた。同社が6月10日に発表した今2027年1月期業績の上方修正で、純利益が32期ぶりに過去最高を更新する見通しとなったことを手掛かりに、下値では割安株買いが交錯した。

 テクニカル面では、業績上方修正を受けて2日連続でストップ高を演じ、25日移動平均線が75日移動平均線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現した。上昇トレンドへの転換を示唆するなか、足元の高値圏でのもみ合いでも25日線で下値を確認する動きが続いており、調整一巡を見込んだ打診買いを誘っている。

■国内受注が想定を上回り高付加価値品も好調

 今1月期業績は、期初予想から売り上げを5億円、営業利益を2億円、経常利益を1億9500万円、純利益を1億4500万円それぞれ引き上げた。売り上げ50億円(前期比17.9%増)、営業利益4億円(同2.22倍)、経常利益3億7000万円(同2.15倍)、純利益2億6000万円(同2.35倍)と大幅な増収増益を見込む。純利益は、1995年1月期の過去最高益1億8200万円を32期ぶりに大幅更新する。

 ジュエリーの国内受注が想定を上回って堅調に推移し、高付加価値品の販売も好調だったことから、売り上げが上振れる。利益面では、増収効果に加え、生産効率の改善や原価管理の徹底、原材料価格の上昇に伴う在庫評価益の増加なども上方修正につながった。

■第1四半期は大幅増収増益、利益進捗率は9割超

 上方修正から2日後の6月12日に発表した今期第1四半期(2026年2月~4月、1Q)業績は、売り上げ15億8800万円(前年同期比55.1%増)、営業利益3億6100万円(同5.35倍)、経常利益3億6200万円(同5.72倍)、純利益2億5100万円(同6.60倍)と大幅な増収増益で着地した。

 上方修正後の通期予想に対する進捗率は、売り上げが31.7%、営業利益が90.2%、経常利益が97.8%、純利益が96.5%となり、いずれも第1四半期の目安となる25%を大きく上回った。利益の大幅な伸びには、原材料価格の急上昇に伴う一時的な在庫評価益が寄与しており、今後の原材料価格の動向は、さらなる業績上振れの可能性を見極めるうえでの注目材料となる。

■PER8倍台、GC示現で年初来高値奪回を探る

 株価は、前期配当の増配を手掛かりに1699円まで買われた後、中東情勢を巡る地政学リスクから1200円まで調整した。今1月期の増益予想を受けて1396円までリバウンドしたものの、その後は年初来安値841円まで再調整した。

 業績上方修正を受けると、2日連続のストップ高を交え、窓を開けて年初来高値1893円まで買い進まれた。25日線が75日線を上抜くGCも示現し、上昇トレンドへの転換を示唆した。足元では年初来高値から一時21%下落したものの、25日線で下値を確認するチャート形状となっており、調整一巡感もうかがわせる。PERは8.8倍と割安感があり、相場格言の「二割三割は向かう理と知れ」も意識され、年初来高値の奪回を目指す展開も想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)

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