ティムコ、26年11月期中間期は2桁増収で営業・経常黒字転換、ルアーと国産熊撃退スプレーが好調

2026年7月13日 07:48

(決算速報)  ティムコ<7501>(東証スタンダード)は7月10日に26年11月期第2四半期累計(以下、中間期)業績(非連結)を発表した。フィッシング事業、アウトドア事業とも2桁増収と順調に推移し、営業・経常利益が黒字転換した。通期の連結業績予想については、従来の黒字転換予想を取り下げて非開示に変更した。TOBで筆頭株主となった堅果シナジー投資事業有限責任組合の協力を得て、グローバル展開およびDX化に向けて準備を進めるが、これに伴う費用の発生時期や規模など通期業績への影響を現時点で合理的に見積もることが困難なためとしている。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は水準を切り下げて軟調だが調整一巡して出直りを期待したい。

■26年11月期中間期営業・経常黒字転換、通期予想は非開示に変更

 26年11月期中間期の業績(非連結)は売上高が前年同期比14.5%増の18億60百万円、営業利益が2百万円(前年同期は32百万円の損失)、経常利益が9百万円(同28百万円の損失)、中間純利益が14百万円の損失(同45百万円の損失)だった。

 物価高による消費者の節約志向の影響などで、高価格帯商品を中心に厳しい状況が続いたものの、フィッシング事業、アウトドア事業とも2桁増収と順調に推移し、営業・経常利益が黒字転換した。なお堅果シナジー投資事業有限責任組合によるTOBに伴い、アドバイザリー費用や特別委員会に要した費用など14百万円を公開買付提案対応費用として特別損失に計上した。

 フィッシング事業は売上高が24.2%増の5億72百万円、営業利益(全社費用等調整前)が81.7%増の41百万円だった。大幅増収増益だった。売上面は、フライ用品は一部の商品に欠品が生じたためやや苦戦した。ルアー用品は高価格帯のロッド(釣竿)が苦戦したが、ルアー(擬似餌)の販売が国内、輸出とも好調に推移した。また25年5月に販売開始した国産の熊撃退スプレーが好調だった。利益面は円安や原価高騰によって売上総利益率が低下したが、増収効果で吸収した。

 アウトドア事業は売上高が10.9%増の12億78百万円、営業利益が77.6%増の61百万円だった。売上面は、春夏物のジャケット類が春季の気温上昇や原価高騰による販売価格上昇の影響で苦戦したが、フィッシングギア(釣用衣料)やシャツなどの販売が好調だった。利益面は円安や原価高騰によって売上総利益率が低下したが、増収効果で吸収した。

 その他(主に不動産賃貸収入売上)は、賃貸面積減少により売上高が18.6%減の8百万円、営業利益が31.7%減の3百万円だった。

 全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が8億60百万円で営業利益が22百万円の損失、第2四半期は売上高が10億円で営業利益が24百万円だった。

 通期の連結業績予想については、従来の黒字転換予想(26年1月16日付の期初公表値)を取り下げて非開示に変更した。TOBで筆頭株主となった堅果シナジー投資事業有限責任組合の協力を得て、グローバル展開およびDX化に向けて準備を進めるが、これに伴う費用の発生時期や規模など通期業績への影響を現時点で合理的に見積もることが困難なためとしている。なお配当予想は据え置いて前期と同額の12円(期末一括)としている。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は水準を切り下げて軟調だが調整一巡して出直りを期待したい。7月10日の終値は1501円、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約0.8%、前期実績PBR(前期実績のBPS1763円06銭で算出)は約0.9倍、そして時価総額は約50億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事

最新記事