10日の米国株式市場、SKハイニックスが米上場初日に14%急伸 メタも週間15%高

2026年7月11日 06:42

10日の米株式市場は上昇し、S&P500種株価指数は0.21%高、ダウ工業株30種平均は0.30%高となった。SKハイニックスの米市場での取引開始初日の株価急伸とメタの好材料が相場を押し上げた。

10日の米国株式市場は3指数そろって上昇した。S&P500種株価指数は0.21%上昇し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は0.27%高、ダウ工業株30種平均は0.30%高で取引を終えた。相場を支えたのは韓国のSKハイニックスの米国上場初日の値動きで、同社のADR(米国預託証券)は170ドルで取引を開始し、14%急伸した。

ADRの当初の売り出し価格は149ドルで、ADR10単位が普通株1株に相当する仕組みとなっている。同社は新工場や設備投資など事業拡大の資金調達を目的に今回の資金調達を実施した。AIインフラ投資の拡大でメモリーチップメーカーの業績が変化する中、SKハイニックスはAIモデルの学習・運用に不可欠な高帯域幅メモリー(HBM)で世界首位の供給企業となっている。

メタも市場を上回るパフォーマンスを示し、この日は6%上昇、週間では15%高となり、2024年初め以来の好成績を記録した。同社は今週、画像生成AIモデル「Muse Image」と、エージェント機能やコーディング業務に対応する「Muse Spark」という2つの重要な機能を相次いで発表した。CNBCによると、同社はデベロッパー向けポータルを通じてAPIの一般提供に向けたパブリックプレビューを開始し、利用者は登録の上で連携手順を確認できる。現時点では自社サービスに限定され、第三者のプラットフォームでの提供は行っていない。

同社のワン氏は「これは当社が構築してきたコンピューティング基盤の上で提供されることになる」と述べ、APIアカウントには20ドル分の無料クレジットが付与された後、入力100万トークンあたり1.25ドル、出力100万トークンあたり4.25ドルの料金が課されると説明した。

メタはまた、AI投資で膨らんだ余剰計算能力を外部に販売するクラウド事業の準備も進めている。同社は今年の設備投資額を1250億~1450億ドルと見込んでおり、企業の技術投資としては史上最大級の規模となる。

ブルームバーグ・ニュースは先週、メタが外部顧客に自社のAIインフラや計算能力へのアクセスを提供するクラウド事業を開発中と報じたが、計画はなお検討段階にあり変更の可能性があるとしている。この戦略により、メタはアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)、マイクロソフト・アジュール、グーグル・クラウドといった大手クラウド事業者に加え、コアウィーブやネビウスなど専門的なAIインフラ事業者とも直接競合することになる。

メタのクラウド基盤では、開発者が同社のインフラ上で稼働するAIモデルを利用し、必要な計算能力に応じて料金を支払う仕組みが想定されているほか、新興の「ネオクラウド」事業者が手掛けるような生のAI計算能力の販売も検討していると伝えられている。

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