【注目銘柄】cotta、業績上方修正・3期ぶり最高純益更新を手掛かりに逆張り余地
2026年7月10日 08:32
■食材・包装資材ECが堅調、ワークス・グループの寄与拡大で2桁増益見通し
cotta<3359>(東証グロース)は、前日9日に7円安の517円と3営業日続落して引けた。同社株は、5月18日につけた年初来安値465円からの底上げ途上にあり、目先の利益を確定する売りが優勢となった。ただ、今年6月8日に発表した今2026年9月期業績の上方修正では、純利益が3期ぶりに過去最高を更新する見通しとなった。PERは8倍台と東証グロース市場の低PERランキングでも上位に位置しており、売られ過ぎも示唆している。
テクニカル面では、陰線が3本続く「黒三兵」の悪形チャートとなっている。一方、足元では5日移動平均線が25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現し、上昇トレンドへの転換を示唆している。25日線も維持しており、逆張りも一考余地がありそうだ。
■食材・包装資材が堅調、M&A子会社の業績寄与も拡大
同社の今9月期業績は、期初予想に対し、売り上げを5億7500万円、営業利益を1億8100万円、経常利益を1億7500万円、純利益を1億5100万円それぞれ引き上げた。売り上げ156億8500万円(前期比14.6%増)、営業利益9億9400万円(同36.3%増)、経常利益10億600万円(同38.1%増)、純利益6億2800万円(同50.5%増)と連続2桁増益を見込む。純利益は、2023年9月期の過去最高益5億7000万円を3期ぶりに更新する見通しである。
食材や包装資材をEC販売するcotta事業を中心に既存事業が堅調に推移したほか、2024年11月に子会社化し、理美容器具のプラットフォーム事業を展開するワークス・グループの寄与が高まった。同グループは、人気商材を起点とした集客施策を推進し、休眠顧客へのアプローチを強めたことで、想定を上回る業績推移を示した。
■TERAZもフル寄与、年間配当10円を継続へ
同社は、2024年10月に人材ソリューション事業を展開するTERAZの株式66.7%を取得して子会社化している。前期に続き、今期もフル寄与することで業績貢献度を高める見通しだ。今期配当は、年間10円(前期実績10円)を継続する予定である。
■ミニGC示現で出直り期待、PER8倍台の評価修正へ
株価は、今年2月に発表した今期第1四半期(2025年10月~12月期、1Q)業績が市場コンセンサスを上回ったことを受け、年初来高値583円まで上ぶれた。その後、今期第2四半期(2025年10月~2026年3月期、2Q)累計業績が市場コンセンサスを下回ったことで年初来安値465円へ下ぶれたが、業績上方修正を手掛かりに500円台を回復した。
足元では5日線が25日線を上抜くミニGCを示現し、上昇トレンドへの転換を示唆している。PERは8倍台と割安感があり、年初来高値583円の奪回から、次の上値目標として昨年6月高値616円、2023年5月高値658円を目指す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)