半導体やAI関連株の押し目狙いのスタンス/東京株オープニングコメント
2026年7月9日 08:43
*08:43JST 半導体やAI関連株の押し目狙いのスタンス
9日の日本株市場は、半導体やAI関連株の買い戻しが意識されるなかで、反発が見込まれる。8日の米国市場はNYダウが576ドル安、ナスダックは51ポイント高だった。トランプ米大統領が対イラン停戦終了の可能性を警告したため、中東情勢の緊迫化が警戒されるなかで原油価格や米長期金利の上昇が嫌気された。一方で、半導体やAI関連株の一角に押し目買いが入り、相場の下支えになった。シカゴ日経225先物は大阪比990円高の67800円。円相場は1ドル=162円50銭台で推移。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで65430円まで急落した後にリバウンドをみせており、一時67860円まで買われる場面もみられた。ボリンジャーバンドの-1σ割れからの切り返しにより、直近2日間の大幅な下落に対する自律反発狙いの買いを誘うことになりそうだ。
米国市場ではエヌビディアがアナリストによる投資判断の引き上げを受けて買われたほか、アップルと半導体供給を締結したブロードコムが大幅高となるなかで、半導体やAI関連株の一角に買い戻しが入った。これを受けて東京市場においても足もとで調整が強まっていたアドバンテスト<6857>や東エレク<8035>、キオクシアHD<285A>などの反発が期待される。指数インパクトの大きい値がさハイテク株のリバウンドが意識されるなかで、投資家心理の改善に向かわせよう。
ただし、直近の大幅な下げに対する自律反発の域は脱せないとみられ、買い一巡後は戻り待ち狙いの売りも意識されやすい。韓国市場も反発が見込まれるが、戻りの鈍さが意識されてくるようだと、短期的な売り仕掛けの動きもありそうだ。買い一巡後の底堅さを意識しつつ、押し目狙いのスタンス。また、足もとでは景気敏感株などTOPIX型へのローテーションの動きが目立っていたが、本日のところは日経平均型へのリバランスになりそうだ。《AK》