米ハイテク株高を映して買い先行スタートへ/日経225・本日の想定レンジ

2026年7月9日 08:25

*08:25JST 米ハイテク株高を映して買い先行スタートへ
[本日の想定レンジ]8日のNYダウは576.76ドル安の52348.39ドル、ナスダック総合指数は51.96pt高の25870.65pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比990円高の67800円だった。本日は、米ハイテク株高を映して買いが優勢になることが予想される。8日の東京市場は、米韓テック株安や中東情勢の先行き不透明感からリスク回避の動きが強まり、日経平均は約1カ月ぶりに67000円台を割り込んで終了した。ローソク足は、3日連続して陰線を描いた。ザラバ高値と安値はいずれも切り下がり、2日連続して25日移動平均線をも下回り、売り圧力の強さを確認する形となった。8日の米国市場は、高安まちまちだった。取引序盤に、米国とイランとの間の暫定的な停戦合意について、トランプ米大統領が「終わったと思う」と述べたうえで、「今夜再び激しい攻撃を行うだろう」と警告した。これが中東紛争の激化懸念につながり、世界的にリスクオフの流れとなり、NYダウは一時850ドルを超える下落となるなど、主要株価指数は揃って大幅に下落した。しかし、その後のトランプ氏の記者会見で、イランとの衝突について、「ごく短期間で終わるだろう」との考えを示したため、過度な懸念が後退し、買い戻され、NYダウはやや下げ幅を縮めた。一方、米アップルが8日、半導体大手ブロードコムと締結したチップ供給契約の一環として、300億ドル以上を支出する計画だと発表した。これを受け、ブロードコムが5%近く上昇したほか、アプライド・マテリアルズやマイクロン・テクノロジーなどの半導体関連株が上昇し、朝安のSOX指数は切り返し2%超上昇したほか、ナスダック指数も小反発した。また、ナイトセッションの日経225先物も67700円と上昇したほか、前日までの2日間で3000円近く下落した反動もあり、本日の東京市場は半導体・人工知能(AI)関連株中心に買い戻しの動きが強まりそうだ。ただ、中東リスクから米原油価格が上昇に転じており、原油高によるインフレや企業業績の悪化懸念は拭えず、積極的に上値を買い上がる動きにはつながらないかもしれない。また、あす10日には上場投資信託(ETF)の分配金捻出のための換金売りを控えていることも上値を圧迫する要因になる可能性がある。米国とイランの攻撃の応酬が短期的なものにとどまるのか、再び激化し長期化するのか不透明なことも様子見姿勢を強める可能性がありそうだ。上値メドは、日足の一目均衡表の基準線の67583円、25日移動平均線の68607円、心理的な節目の69000円、70000円。下値メドは、心理的な節目の66000円、65000円、6月11日の高値64395円、心理的な節目の64000円などが挙げられる。

[予想レンジ]上限67900円-下限66900円《SK》

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