半導体やAI関連株の押し目を探る相場展開/東京株オープニングコメント
2026年7月8日 08:35
*08:35JST 半導体やAI関連株の押し目を探る相場展開
8日の日本株市場は、売りが先行して始まった後は半導体やAI関連株の底堅さを見極めながらの押し目を探る相場展開になりそうだ。7日の米国市場はNYダウが130ドル安、ナスダックは302ポイント安だった。韓国市場ではサムスン電子が暫定決算発表後に大きく売られるなど、アジア市場での半導体株への売りが波及する形になった。また、イランがホルムズ海峡で商船にミサイルを発射したとの報道を受け、イラン情勢への懸念も重荷になった。シカゴ日経225先物は大阪比650円安の67770円。円相場は1ドル=162円20銭台で推移。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まることになりそうだ。アジア市場の流れを受け、米国においても半導体やAI関連株が売られたことは想定内だろう。とはいえ、本日も韓国市場の動向をにらみながら、キオクシアHD<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0285A00?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><285A></a>など半導体株の底入れを探ることになりそうだ。また、米国はイランに対する新たな空爆を実施するとともに、イランが世界市場で原油を販売することを認めていた適用除外措置を取り消したと報じられた。改めてイラン情勢の緊迫化が警戒されることで、リスク回避に向かわせやすいだろう。
そのため、半導体やAI関連株などは売り一巡後の戻りの局面においても、短期的に売り仕掛け的な動きが入りやすいだろう。足もとで内需系などTOPIX型へのローテーションの動きが目立ってきているが、原油先物相場が再び上昇を強めてくる可能性もあることで、神経質にさせそうである。そのため、低位材料株やテーマ性など、個別に材料のある銘柄での短期的な値幅取り狙いに向かわせそうだ。
前日の日経平均株価は、1500円近い下げで支持線として意識されていた25日線を割り込んできた。6月22日の高値72831円をピークとした上値切り下げのトレンドのなかで支持線を割り込んだことで、形状としては三角保ち合いを下放れる形になりそうである。目先的にはボリンジャーバンドの-1σ(66326円)や-2σ(63982円)水準が意識されてくる可能性があるだろう。《AK》