今日の為替市場ポイント:為替介入への警戒高まる
2026年6月30日 08:31
*08:31JST 今日の為替市場ポイント:為替介入への警戒高まる
6月29日のニューヨーク外為市場でドル・円は161円82銭へ反落後、161円98銭まで上昇し、161円96銭で引けた。米イラン和平に不透明感が広がり、原油高に連れドル買い、円売りが優勢となった。その後、米・6月ダラス連銀製造業活動指数が予想外に低下しドル売りが優勢となったほか、40年ぶり円安更新後は、当局の円安是正介入警戒や米イラン和平会談を期待した原油先安観に伸び悩んだ。
本日6月30日の米ドル・円は底堅い展開か。中東情勢を巡る不透明感や米国のインフレ圧力が意識され、日米金利差を背景にドル高円安の流れは継続する可能性がある。ただ、1986年以来の円安水準で推移するなか、為替介入への警戒が一段と強まっており、ドルの上値は重くなりそうだ。日本の財政悪化懸念による円売りも観測され、米ドル安円高に大きく振れる展開は想定しにくいが、政府・日銀の防衛ラインとみられる水準(2024年7月の介入時にあたる161円台後半~162円近辺)が意識されると為替介入への警戒が高まり、引き続きドルに対する下押し圧力がかかりやすい。《CS》